関税とはなにか？

☆関税とはなにか？

「関税」というキーワードでこのサイトの訪れる方がいたので調べました。

関税とはなにかというと、国同士の貿易の際、その国に入って来る、または出て行く物に、税金をかけて、
その国の物価の安定と税金の取得を目的とする税金。
だと思っているのですが、あっているかわからないし、実際どんな金額なのかなとか調べた時の覚書です。

・関税とは

・目的

国内の産業の保護、国の収入の為。

その国の物価の安定と税金の取得を目的とするというのであっていそうです。

関税は、重要な収入源になっているようです。

・何に税金をかけるのか

関税は、輸入物にかける。

相手からは、こちらの輸出物は、輸入物ですが、
こちらの関税といえば、輸入物という事だけですので、
微妙に認識が違っていたようです。

・その法律

関税法とか、関税定率法に書かれているようです。

・どこがどこに払うのか

輸入する場合、輸出者と輸入者がいるはずですが、
そうする場合、貿易条件というのを決めるそうです。
その貿易条件で関税をどちらが払うか決めて、
その通りにするようです。

例で書きます。

例：
日本の企業Ａが、アメリカの企業Ａから「物」を輸入。
日本の企業Ａが貿易条件で、関税を払うとした場合。

日本の企業Ａが、その「物」が無税の対象でない場合、日本に関税分の税金を支払う。

例：
日本が、アメリカから「飛行機」を輸入。
日本が貿易条件で、関税を払うとした場合。

日本が、その「飛行機」が無税の対象でない場合、日本に関税分の税金を払う。

貿易条件によっては、輸出した国の方が払う場合もあるそうですが、
通常は、輸入した国の人が、自分の国に払うようです。

・誰が得しているか？

例：（金額や税率は、正しいわけではなく例です）
日本の企業Ａが、アメリカ企業Ａから100円の「お菓子」を輸入。
日本の企業Ａが貿易条件で、関税を払うとした場合。
日本では、その「お菓子」の関税を500円としていた場合。
簡単にする為、他の税（消費税とか）とか問屋とか材料費は考えません。

輸入したい日本の企業Ａは、「お菓子」の商品代金の100円を、
アメリカ企業Ａに払う。
アメリカ企業Ａは、100円もうけ。（本来は材料代や問屋さんが間の入るのでこんなにもうからないですが）

輸入した日本の企業Ａが、日本に関税分の500円の税金を支払う。
日本の国（関税）は、500円もうけ。

日本の企業Ａは、これを商品代金100円＋関税500円の600円で売っても、もうけは0円になる為、
例えば、300円上乗せして、900円で売りにだす。

消費者が、デパートで「お菓子」を900円で買う。
日本の企業Ａは、300円もうけ。（本来は問屋さんが間に入ったりするのでこんなにもうからないですが）
消費者は、「お菓子」を食べられる。


この場合、日本の国が、900円のうち500円、持って行きました。
これが「関税」になります。

消費者は、アメリカで100円のものを、900円で買いました。

もし、関税がなかったら消費者は、400円で買えるので、嬉しいとなるかも知れませんが、
日本の国は、その関税分500円をいただけないので、税金収入が減ります。
税金が減った分、色々な国の対策やサービスが少なくなるかも知れません。

・関税ってどれくらいか？

実行関税率表っていうのが、財務省のページ財務省のページにあります。

ここで輸入品にかかる税率がわかると思います。

例えば、精米なら、
第10類の穀物ですので、その右にある税率をクリックすると表示されるページで、
(402円/kg）（2014年1月版）とあるので、1kgで402円の関税という事のようです。

10kgで、4020円も関税とるんだ・・・。






記載：2014年03月頃

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