なぜ人の髪は、白髪になるのか?
☆なぜ人の髪は、白髪になるのか?
なぜ人の黒い毛は白髪になるのだろう。と聞かれましたが、
色素が無くなる? 減る? あまりにいい加減にしか答えられません。
そこで調べた覚書です。
まず毛の構造を簡単に調べました。
毛の、皮膚から外に出ている部分。
皮膚の下の毛がある部分。
よって出来て間もない毛の部分。
以下、毛根の出来るだけ毛の上の方から。
分泌活動を行う細胞の集まり。
皮脂腺からは、皮脂(ひし)という油が出ていて、髪を守っているようです。
という事は、毛が長いとその油が毛に流れ(付き?)にくいので、毛1本の油が、相対的に少なくなる事になると思います。
毛根の下の方にある。
中には、外から外毛根鞘、内毛根鞘、毛母がある。
毛を支える。頭皮のうるおいを保つ。
毛が抜けた時、毛の根元にある透明のもの(らしい?)。
毛母細胞と色素細胞で出来ている。
毛乳頭を取り囲んでいる。
ここで毛が出来る。
色素のメラニンもここで作られる。
毛母細胞は、メラニン色素と一緒に分裂する。
毛球の中にある。
毛細血管から栄養とか酸素とかを受け取って、
毛母細胞に送る所。
上の構造を見ると、毛母という所で、色素細胞を作っているようです。
なので次は、色素細胞とかが何であるか? となります。
メラノサイトともいう。
毛髪の色をきめるメラニン色素を作るが溜めておく事は出来ない。。
黒褐色と橙赤色の2種類ある。
メラニンが多い人は、黒髪になり、少ないと茶色系の色になっていく。
メラニンはタンパク質と結合している。
メラニンは、チロシンとかいうアミノ酸がチロシナーゼとかいう酵素に酸化されて出来る。
メラニン色素は、紫外線から皮膚を守る。
シミの原因としてよく悪く言われる。
上のような簡単な基礎知識だけでも知った上で、やっと本題を考えたり調べたりしました。
どうやら、以前は、これが原因で白髪になるというのはよくわかっていないようだったのではありますが、
2009年に、色素幹細胞がDNA損傷を受けて増えないと研究でわかったとか。
幹細胞:細胞のもとになる細胞。
色素幹細胞:色素細胞のもとになる細胞。分裂や分化が出来る。
分裂:同じ細胞に増える事。
分化:別のタイプの細胞に変身する事。
分化した細胞は、これ以上、分裂や分化は出来ないらしい。
(2014年2月 追記 新たな研究成果のSTAP細胞の理論(?) で
分化した細胞が初期化出来るとか・・・)
色素幹細胞が分化して色素細胞ができるらしいのですが、
その色素幹細胞がDNA損傷を受けて、色素細胞ができなくなるようです。
DNA損傷というのは普通に起こるものらしいのですが、
通常、それは回復するらしいです。
それがなぜか回復しない事になるようです。
どちらが先かは不明ですが、通常のサイクルは、
①色素幹細胞が分化して、色素細胞に。
②別の色素幹細胞が分裂して、色素幹細胞が増える。
③ ①~②を繰り返し。
みたいなんですが、
DNA損傷で分裂できなくなり、分化だけをしてしまう場合、
①色素幹細胞が分化して、色素細胞に。
②別の色素幹細胞が分裂しない。
③ ①~②を繰り返し。
色素幹細胞が分裂しないので増えないので、色素細胞ができない、
④色素細胞が作れないので、メラニンが出来ない。
というような感じになるそうです。
色素幹細胞が全部なくなったら、そこで終了。
なぜ色素幹細胞がDNA損傷から回復しないかというと、
通常、DNA損傷は回復するらしいです。
でも、なぜか回復しないDNA損傷もあるらしく、
長く生きて時間が経つと、DNA損傷した分は多くなり、
正常な色素幹細胞の量が徐々に少なくなって行くようです。
これが今、有力な説らしいのですが、上の方でせっかく調べたので、
他の原因もちょっと考えておきます。
上の「毛の構造とか」から以下のような事が考えられます。
①色素細胞がメラニン色素を作る事をやめるから
②毛母細胞がメラニン色素と一緒に分裂しない
③チロシンとかいうアミノ酸が不足
④チロシナーゼとかいう酵素が不足
⑤それ以外
①色素細胞がメラニン色素を作る事をやめるから
②毛母細胞がメラニン色素と一緒に分裂しない
これは有力な説の方と同じ感じですね。
③チロシンとかいうアミノ酸が不足
チロシンというのは食べ物でとれるようです。
かつお
チーズ
大豆
がチロシンが多い食べ物ようです。
ですが、こういう食べ物を食べなくなったという人より、
同じように食べて白髪になった方もいるでしょうから、チロシン不足はどうなんでしょうね。
④チロシナーゼとかいう酵素が不足
メラニンは、チロシンがチロシナーゼとかいう酵素に酸化されて出来るらしいので、
チロシナーゼとかいう酵素がなくなると、メラニンはできないようです。
チロシナーゼ:何種類かの酵素の分類のこう呼ぶようです。
メラニン合成に関わるのは、その中のモノフェノールモノオキシゲナーゼ という酵素で、
チロシンを酸化する酵素。
酵素というのは、以前調べたのですが、
食べたものは、アミノ酸に分解されて、そこから酵素が作られるらしいです。
でも、人体の酵素を作れる能力は、一生でいくらか限られているらしいです。
もし、色素幹細胞や色素細胞が正常だったとしても、この酵素が作れなくなってしまうと、
チロシンが酵素に酸化されないので、メラニンはできないので結果白髪になるんじゃないのかなと思います。
体を動かせば動かす程、お腹も減り、これらによって酵素も減って行くようです。
生きて入れば減るって事になりますが、
酵素は消費を抑えるしか、製造可能量を抑える事ができないので、
酵素の消費を抑えるのが白髪対策になるのかも。
とにかく長く生きるほど、体では色々損傷や枯渇の程度が多くなってしまうようですね。
当然でしょうけど、残念でもありますね。
でも大体、ほぼ白髪になるのは何歳くらいなんだろう?
多くの方が髪を染めたりしているので、よくわからないです。
ほぼ白髪になった年齢を教えて下さると嬉しいです。
記載:2014年01月頃
追記:2014年02月頃
なぜ人の黒い毛は白髪になるのだろう。と聞かれましたが、
色素が無くなる? 減る? あまりにいい加減にしか答えられません。
そこで調べた覚書です。
・毛の構造とか
まず毛の構造を簡単に調べました。
・毛幹(もうかん)
毛の、皮膚から外に出ている部分。
・毛根(もうこん)
皮膚の下の毛がある部分。
よって出来て間もない毛の部分。
以下、毛根の出来るだけ毛の上の方から。
・皮脂腺(ひしせん)
分泌活動を行う細胞の集まり。
皮脂腺からは、皮脂(ひし)という油が出ていて、髪を守っているようです。
という事は、毛が長いとその油が毛に流れ(付き?)にくいので、毛1本の油が、相対的に少なくなる事になると思います。
・毛球(もうきゅう)
毛根の下の方にある。
中には、外から外毛根鞘、内毛根鞘、毛母がある。
・毛根鞘(もうこんしょう)
毛を支える。頭皮のうるおいを保つ。
毛が抜けた時、毛の根元にある透明のもの(らしい?)。
・毛母(もうぼ)
毛母細胞と色素細胞で出来ている。
毛乳頭を取り囲んでいる。
ここで毛が出来る。
色素のメラニンもここで作られる。
毛母細胞は、メラニン色素と一緒に分裂する。
・毛乳頭(もうにゅうとう)
毛球の中にある。
毛細血管から栄養とか酸素とかを受け取って、
毛母細胞に送る所。
・色素細胞が問題?
上の構造を見ると、毛母という所で、色素細胞を作っているようです。
なので次は、色素細胞とかが何であるか? となります。
・色素細胞
メラノサイトともいう。
毛髪の色をきめるメラニン色素を作るが溜めておく事は出来ない。。
・メラニン
黒褐色と橙赤色の2種類ある。
メラニンが多い人は、黒髪になり、少ないと茶色系の色になっていく。
メラニンはタンパク質と結合している。
メラニンは、チロシンとかいうアミノ酸がチロシナーゼとかいう酵素に酸化されて出来る。
メラニン色素は、紫外線から皮膚を守る。
シミの原因としてよく悪く言われる。
・髪の色が白くなる理由
上のような簡単な基礎知識だけでも知った上で、やっと本題を考えたり調べたりしました。
どうやら、以前は、これが原因で白髪になるというのはよくわかっていないようだったのではありますが、
2009年に、色素幹細胞がDNA損傷を受けて増えないと研究でわかったとか。
幹細胞:細胞のもとになる細胞。
色素幹細胞:色素細胞のもとになる細胞。分裂や分化が出来る。
分裂:同じ細胞に増える事。
分化:別のタイプの細胞に変身する事。
分化した細胞は、これ以上、分裂や分化は出来ないらしい。
(2014年2月 追記 新たな研究成果のSTAP細胞の理論(?) で
分化した細胞が初期化出来るとか・・・)
色素幹細胞が分化して色素細胞ができるらしいのですが、
その色素幹細胞がDNA損傷を受けて、色素細胞ができなくなるようです。
DNA損傷というのは普通に起こるものらしいのですが、
通常、それは回復するらしいです。
それがなぜか回復しない事になるようです。
どちらが先かは不明ですが、通常のサイクルは、
①色素幹細胞が分化して、色素細胞に。
②別の色素幹細胞が分裂して、色素幹細胞が増える。
③ ①~②を繰り返し。
みたいなんですが、
DNA損傷で分裂できなくなり、分化だけをしてしまう場合、
①色素幹細胞が分化して、色素細胞に。
②別の色素幹細胞が分裂しない。
③ ①~②を繰り返し。
色素幹細胞が分裂しないので増えないので、色素細胞ができない、
④色素細胞が作れないので、メラニンが出来ない。
というような感じになるそうです。
色素幹細胞が全部なくなったら、そこで終了。
なぜ色素幹細胞がDNA損傷から回復しないかというと、
通常、DNA損傷は回復するらしいです。
でも、なぜか回復しないDNA損傷もあるらしく、
長く生きて時間が経つと、DNA損傷した分は多くなり、
正常な色素幹細胞の量が徐々に少なくなって行くようです。
これが今、有力な説らしいのですが、上の方でせっかく調べたので、
他の原因もちょっと考えておきます。
上の「毛の構造とか」から以下のような事が考えられます。
①色素細胞がメラニン色素を作る事をやめるから
②毛母細胞がメラニン色素と一緒に分裂しない
③チロシンとかいうアミノ酸が不足
④チロシナーゼとかいう酵素が不足
⑤それ以外
①色素細胞がメラニン色素を作る事をやめるから
②毛母細胞がメラニン色素と一緒に分裂しない
これは有力な説の方と同じ感じですね。
③チロシンとかいうアミノ酸が不足
チロシンというのは食べ物でとれるようです。
かつお
チーズ
大豆
がチロシンが多い食べ物ようです。
ですが、こういう食べ物を食べなくなったという人より、
同じように食べて白髪になった方もいるでしょうから、チロシン不足はどうなんでしょうね。
④チロシナーゼとかいう酵素が不足
メラニンは、チロシンがチロシナーゼとかいう酵素に酸化されて出来るらしいので、
チロシナーゼとかいう酵素がなくなると、メラニンはできないようです。
チロシナーゼ:何種類かの酵素の分類のこう呼ぶようです。
メラニン合成に関わるのは、その中のモノフェノールモノオキシゲナーゼ という酵素で、
チロシンを酸化する酵素。
酵素というのは、以前調べたのですが、
食べたものは、アミノ酸に分解されて、そこから酵素が作られるらしいです。
でも、人体の酵素を作れる能力は、一生でいくらか限られているらしいです。
もし、色素幹細胞や色素細胞が正常だったとしても、この酵素が作れなくなってしまうと、
チロシンが酵素に酸化されないので、メラニンはできないので結果白髪になるんじゃないのかなと思います。
体を動かせば動かす程、お腹も減り、これらによって酵素も減って行くようです。
生きて入れば減るって事になりますが、
酵素は消費を抑えるしか、製造可能量を抑える事ができないので、
酵素の消費を抑えるのが白髪対策になるのかも。
・感想など
とにかく長く生きるほど、体では色々損傷や枯渇の程度が多くなってしまうようですね。
当然でしょうけど、残念でもありますね。
でも大体、ほぼ白髪になるのは何歳くらいなんだろう?
多くの方が髪を染めたりしているので、よくわからないです。
ほぼ白髪になった年齢を教えて下さると嬉しいです。
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記載:2014年01月頃
追記:2014年02月頃
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悪意ある書き込みや挑発的な書き込みと思われる内容は、表示させません。
その為、ちょっと書き込みから表示までに時間がかかってしまいます。ご了承下さい。
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