資本主義とはなにか？

☆資本主義とはなにか？

資本主義とはなにか？

資本主義と聞くと、お金がNo．1いうイメージが漂います。


意味としての資本主義とは何なんでしょうか？

過去に、資本主義国家がどうなったのかとか、
現在、どうあるかは、運用側の問題ですので、
無視して、辞書を見た意味だけで考える事にしました。


辞書では、
「封建制度に次いで現れ、産業革命によって確立された経済体制」
「生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない
　労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して
　利潤を得る経済構造」
「生産活動は利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される」
と、あります。

・1つ1つ意味を考えて行きます。

　☆「封建制度に次いで現れ、産業革命によって確立された経済体制」

　　封建制度：国王・領主・家臣の間の主従関係に基づく統治制度。
　　　　　　　主が生産者である農民を身分的に支配する社会経済制度。

　　産業革命：機械設備をもつ大工場が成立し、大量生産が可能となり、社会構造が根本的に変化。

　　訳すると、「大工場による大量生産が確立した事によって、
　　　　　　　　身分支配制度の次に現れた経済体制」
　　と、なるかも知れません。

　☆「生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない
　　　労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して
　　　利潤を得る経済構造」

　　生産手段：生産過程において、労働と結合して生産物を産出するために
　　　　　　　消費・使用される物的要素。
　　　　　　　原材料・土地・樹木・鉱石・道具・機械・建物・道路

　　訳すると、「物を作る為の資源を財産とする資本家が、労働力以外を持っていない労働者から
　　　　　　　　労働力を物として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利益を得る経済
　　　　　　　　構造」
　　と、なるかも知れません。

　☆「生産活動は利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される」
　　訳すると、「生産活動は、利益追求をやる気とする市場の構造によって運営される」
　　と、なるかも知れません。

・考えられるメリット・デメリット

　　番号を付けます。

　　①「大工場による大量生産が確立した事によって、身分支配制度の次に現れた経済体制」
　　②「物を作る為の資源を財産とする資本家が、労働力以外を持っていない労働者から
　　　　労働力を物として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利益を得る経済構造」
　　③「生産活動は、利益追求をやる気とする市場の構造によって運営される」

　　と、します。

　　メリット：単純に血統が地位を決めるわけではない。
　　　　　　　労働者も資本家になれるかも知れない。
　　　　　　　資本家は、労働者をいいように扱える。
　　　　　　　やる気は出るかも知れない。

　　デメリット：資本家から見ると、労働者の労働力は単に「商品」であり「物」である。
　　　　　　　　貧富の差が出来る。

・結論（個人の意見です）

　　この社会は、お金持ちが得し、労働者が搾取される。一部には喜ばしいが、
　　一部には悲しい形態です。
　　労働者の労働力は物ではありますが、労働者は人間ですので意思があります。
　　しかし、資本家は、労働者＝商品と考えがちですので、
　　運用を間違えると独裁になると思います。

　　資本家は、飴と鞭をうまく使わないと、円滑に事業を進めません。
　　このバランスが崩れた時、労働者が搾取されている事に限界を感じた時、
　　革命や暴動が起きて社会主義に流れていく可能性があります。

　　あまり良い主義とは思えません。

・現在、資本主義（？）と言われている国

　　2011年の時点。
　　日本、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア・・・。


社会主義とはなにか？ はこちら。

共産主義とはなにか？ はこちら。

社会体制と政治体制のまとめはこちら。





記載：2011年04月頃

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