光で1分? がん細胞を破裂させる がんの「光免疫療法」とは?
☆光で1分? がん細胞を破裂させる がんの「光免疫療法」とは?
2017年、朝のニュースで初めて知ったのですが、新しい、がん治療の臨床試験が行われているそうです。
簡単にいうと、薬を飲んで、赤外線を照らすと、がんを破壊するという方法のようで、
外科手術が不要にも見えて、関心を持ちました。
それについて覚書して置きたいと思います。
がん細胞だけを物理化学的に破壊する治療法。
正常細胞は傷つけないで、がん細胞だけに薬剤を届け、光で破壊。
がん細胞を抗体と薬物と光を使って、体内の水で破裂させて破壊する。
その例:
1日目
① 青い色をした「抗体(タンパク質などが入っている)と
薬物がくっついた液体(IR700というらしい)」を、
体内に静脈注射で打つ。
IR700というのは色素だそうですが、
近赤外光を当てると、細胞の表面に傷を付ける機能があるそうです。
② 体にその成分がめぐる。
体内では、
③ 体内に入った抗体は、がん細胞の表面に出ている物質(抗原)に
くっつく。
2日目
④ 近赤外光という、赤い色の光を当てる。
⑤ IR700が、がんの細胞膜に傷を付ける。
⑥ がんの細胞の表面に傷が付くと、その周りから水が入る。
⑦ がん細胞が膨らんで破裂する。
実験では、1分で、がん細胞の体積が2倍になって破裂したそうです。
この事で、がん細胞だけが破壊されるそうです。
マウス実験では、1日後には、がん細胞が消えていたそうです。
治療に使う道具は、この液体と赤い色の光だけだそうです。
その後は、免疫細胞は無事なので、
死んだがん細胞を免疫細胞が駆逐するそうです。
転移や再発のリスクにも、免疫細胞は無事なので、
期待出来るようです。
入院も不要との事。
2017年6月時点では、日本では臨床試験は行われず、
アメリカで行われているようです
現在は、臨床試験は、頭頚部のがんに対してだけ。
7人中4人のがん細胞がなくなったそうで、
余命3か月の末期患者が、現在も1年以上生存中とのこと。
40数種類のがん細胞にくっつく抗体が判明している。
10種類の抗体が使えれば、
このままうまく行けば、がんの8割から9割に対応可能の可能性がある。
臨床試験準備段階が、大腸がん、すい臓がん、皮膚がん、乳がん。
動物実験段階が、前立せんがん、B型リンパ腫。
試験の基礎。
動物実験段階 < 臨床試験準備段階 < 臨床試験1相 < 臨床試験2相 < 臨床試験3相。
右に書いてある方が進んでいる。
日本でも、臨床試験の準備は進められているそうで、
楽天の社長さんが、
商業化を目指すアメリカベンチャーのアスピリアン・セラピューティの
取り締まり役会長に就いているそうで、
楽天グループが、日本中心にこの治療に進出する予定のようです。
画期的で、効果的であっても、物凄い費用が掛かるものであれば、
お金持ち以外には、ないも同然なので、
この辺が気になります。
費用がどれくらいかもわかりません。
保険適用がない場合、100万円から200万円とは言われているそうです。
保険適用があれば、他の治療法より安くなるかも知れません。
ですが、2017年6月時点で、臨床試験の段階ですし、まだわかりません。
安価であれば良いなと思います。
がん細胞はなくなるので、その部分はなくなってしまうので、
それが痛みになるかも知れませんが、
外科手術をするわけではないので、その辺の痛みは、
ない、もしくは、少ないと思われるので、
期待したい技術です。
記載:2017年06月頃
2017年、朝のニュースで初めて知ったのですが、新しい、がん治療の臨床試験が行われているそうです。
簡単にいうと、薬を飲んで、赤外線を照らすと、がんを破壊するという方法のようで、
外科手術が不要にも見えて、関心を持ちました。
それについて覚書して置きたいと思います。
・光免疫療法とは?
がん細胞だけを物理化学的に破壊する治療法。
正常細胞は傷つけないで、がん細胞だけに薬剤を届け、光で破壊。
がん細胞を抗体と薬物と光を使って、体内の水で破裂させて破壊する。
その例:
1日目
① 青い色をした「抗体(タンパク質などが入っている)と
薬物がくっついた液体(IR700というらしい)」を、
体内に静脈注射で打つ。
IR700というのは色素だそうですが、
近赤外光を当てると、細胞の表面に傷を付ける機能があるそうです。
② 体にその成分がめぐる。
体内では、
③ 体内に入った抗体は、がん細胞の表面に出ている物質(抗原)に
くっつく。
2日目
④ 近赤外光という、赤い色の光を当てる。
⑤ IR700が、がんの細胞膜に傷を付ける。
⑥ がんの細胞の表面に傷が付くと、その周りから水が入る。
⑦ がん細胞が膨らんで破裂する。
実験では、1分で、がん細胞の体積が2倍になって破裂したそうです。
この事で、がん細胞だけが破壊されるそうです。
マウス実験では、1日後には、がん細胞が消えていたそうです。
治療に使う道具は、この液体と赤い色の光だけだそうです。
その後は、免疫細胞は無事なので、
死んだがん細胞を免疫細胞が駆逐するそうです。
転移や再発のリスクにも、免疫細胞は無事なので、
期待出来るようです。
入院も不要との事。
・臨床試験の段階
2017年6月時点では、日本では臨床試験は行われず、
アメリカで行われているようです
現在は、臨床試験は、頭頚部のがんに対してだけ。
7人中4人のがん細胞がなくなったそうで、
余命3か月の末期患者が、現在も1年以上生存中とのこと。
40数種類のがん細胞にくっつく抗体が判明している。
10種類の抗体が使えれば、
このままうまく行けば、がんの8割から9割に対応可能の可能性がある。
臨床試験準備段階が、大腸がん、すい臓がん、皮膚がん、乳がん。
動物実験段階が、前立せんがん、B型リンパ腫。
試験の基礎。
動物実験段階 < 臨床試験準備段階 < 臨床試験1相 < 臨床試験2相 < 臨床試験3相。
右に書いてある方が進んでいる。
日本でも、臨床試験の準備は進められているそうで、
楽天の社長さんが、
商業化を目指すアメリカベンチャーのアスピリアン・セラピューティの
取り締まり役会長に就いているそうで、
楽天グループが、日本中心にこの治療に進出する予定のようです。
・保険は効くのか?
画期的で、効果的であっても、物凄い費用が掛かるものであれば、
お金持ち以外には、ないも同然なので、
この辺が気になります。
費用がどれくらいかもわかりません。
保険適用がない場合、100万円から200万円とは言われているそうです。
保険適用があれば、他の治療法より安くなるかも知れません。
ですが、2017年6月時点で、臨床試験の段階ですし、まだわかりません。
安価であれば良いなと思います。
・感想など
がん細胞はなくなるので、その部分はなくなってしまうので、
それが痛みになるかも知れませんが、
外科手術をするわけではないので、その辺の痛みは、
ない、もしくは、少ないと思われるので、
期待したい技術です。
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記載:2017年06月頃
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