雷は、なぜ発生するのか

☆雷は、なぜ発生するのか

雷はなぜ発生するのかは、実はまだあまり分かっていないらしいく研究中らしいです。

ですが、今言われている有力な発生の仕組みは、

雲（積乱雲）の中の氷の粒（ひょう）が、
雲の中の空気の上昇や下降によって衝突し、
摩擦され、静電気が溜まった後、

軽く小さい氷は、プラスの電気を帯びて上の方へ、
重く大きい氷は、マイナスの電気を帯びて下の方へ行き、
プラスとマイナスの電気が引き合ったり、ぶつかり合って放電されたりするようです。

大きい積乱雲の中では、そういう電気が流れる現象が縦横無尽に起こっていて、
これが「雷」であって、私たちが目視出来る、雲を横ぎって走る雷は、この積乱雲の中で起こったりしています。
地上に落ちる雷の10倍ほどが、積乱雲の中で起きているようです。

その量が大きくなると、大きく放電し、
地面にもプラスとマイナスの電気がありますので、
雲のマイナスと、地表のプラスの距離が近くなったり、
地面のプラスの電気が多い時等に、
私たちが見る「落雷」となるらしいです。

雲と地面との間の放電が「落雷」です。

・雷が起こりやすい状況

一般的に地上と上空5500ｍ付近の温度差が、40℃ほどあった場合で、
湿気が多い時などに雲が発達し易く、結果、雷が起こりやすいそうです。

例：雨気味 地上 36℃ 上空5500ｍ付近 -3℃。差39℃。
こんなときに発生しやすいそうです。

・「ゴロゴロ」という音はなに？

積乱雲の中で、放電（雷）してる時の音らしいです。
冬に静電気で「バチッ」となる音の大きい版のようです。

・雷時の対策

覚えておいた方が良さそうな事です。

屋内に避難するのが良いらしいですが、
屋内に避難できない時は、足を閉じて揃えてしゃがむのが良いそうです。

なぜ、しゃがむのかというと、雷は高いところに落ちやすいから。
自分が付近の高いところにならないように。

なぜ、足を閉じて揃えてかというと、雷が流れた場合に電流が流れた場合、
足を開いていたら片方の足から、体を抜けて、もう一方に電流が流れてしまう事になるそうですが、
足を閉じて揃えていれば、地面に一点しか接していないので、体には流れにくいそうです。

昔は、木の下に逃げろとか言われていましたが、木の下は電流が流れてしまうそうで駄目になりました。
上記も今後、変わるかも知れませんが、命を左右する事にもなるかも知れませんので、
覚えておいた方が良いのかも知れません。

状況は場合によって違うでしょうから、
結局は、自分の判断で、正しい方法を調べるなりして、考えておくべきなんでしょう。

・落雷を電力量に直すと

電圧は、1億V。
電流は、2万～３万A程らしいです。

落雷は、1/1000秒くらいらしいですが、その間に、
約900GW（ギガワット）も電力量があるようです。

1ギガワット＝10億ワット
900ギガワット＝9000億ワット

映画の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、
タイムスリップに必要な電力量が、1.21ジゴワットであり、
雷を利用する事になりますが、
この「ジゴワット」というのは、正しくは「ギガワット」らしいです。

1.21ギガワット＝12.1億ワット

映画を見ていても分かりますが、いつ雷が落ちるか分かっていたとしても
それを利用するのに、大変苦労しているので、
落雷のエネルギーを、新エネルギーとするのは難しいでしょうね。

本来は、いつどこで落雷が発生するか分かりませんから。





記載：2011年07月頃
追記：2014年10月頃
追記：2017年18月頃

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