原子力発電所の使用済み燃料が冷めて破棄できるまでの期間

☆原子力発電所の使用済み燃料が冷めて破棄できるまでの期間

原子力発電所の使用済み燃料が冷めて破棄できるまでの期間はどれくらいなのか
調べてみた覚書です。
間違っているかも知れないので信用しないで下さい。

・原子力発電の基礎

　燃料は、ウラン。
　そのウランを連続で核分裂させて、その時に発生する熱で水を沸騰させ、
　その蒸気でタービンを回して発電する。

　運転中は、1800度くらいあるそうです。
　（この時、もし、冷やしていなければ、3000度とかまでになるようで、
　　メルトダウンするようです）

・燃料が冷めるまで

　原発を停止・燃料を交換した場合、その使っていた燃料の温度が冷めるまで
　どれくらいの期間かかるか。

　①停止する。
　②停止後も微妙に核分裂は行われ、その分の熱が出続ける。
　③ちゃんと水で冷やす事が出来れば、3日程で100度くらいにはなる。
　　（もちろん以降、冷やせなければ、熱は出続けるのでメルトダウンの危機です）
　④それを続けて40度くらいを保つ。
　⑤（使用済み燃料プールに移動して）燃料の種類によって変わるが、
　　約3年から35年、冷やし続けると冷める。
　　冷めたからといっても放射能が出なくなるわけではない。

・その後、破棄（再処理）まで

　最終の破棄方法は、まだ決まっていないようです・・・。
　再処理もできるそうですが・・・。

　一度、原子力発電させて燃料の中には、残りのウランと新たに生まれた
　プルトニウムが含まれているそうです。

　プルトニウム：原爆の原料。発がん性が強い。
　　　　　　　　人が吸入すると、数10マイクログラムで
　　　　　　　　数10年後、肺癌を発症するらしいです。
　　　　　　　　（ちょっと吸っただけで、数10年後に100％肺がんになる
　　　　　　　　　という事です）

　破棄（再処理）の種類

　[再処理]

　①再処理する為に、再処理工場等へ、陸・海の移動手段で輸送される。
　　再処理：プルトニウムと残りのウランを抽出する。
　　再処理工場：現在試運転中の六ヶ所再処理工場（青森県上北郡六ヶ所村）等
　②再処理工場で、再び加工して燃料を作る。
　　（六ヶ所再処理工場では、まだ再処理できないので現在溜めているだけ。）

　[永久貯蔵化]
　　放射能は出続けるので、頑丈な貯蔵室に、ただ永久に置いておくだけ。

　[埋める]
　　埋める方法ですが、どこへでしょうね。

・感想

　個人的には・・・、
　ちょっと調べただけでも、どうも人類には扱い切れない物のように感じます。
　原発を扱うことは、功より罪の方が多いと思われます。





記載：2011年05月頃

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