平均寿命と、その年に亡くなった人の平均年齢の違い
☆平均寿命と、その年に亡くなった人の平均年齢の違い
平均寿命が、2014年に80歳、86歳となったと言われますが、
私は、その時、去年、亡くなった人の平均が、その年齢なんだな
と思っていたんですが、
どうやらそれは間違いのようで、
2014年に0歳の人間が亡くなる平均寿命が、平均寿命であるというのを教えて貰った。
その後に、調べてみた覚書です。
ただ、「平均寿命」という言葉自体を素直にとれば、
寿命の平均となる。
だが、一般にテレビなどや発表など言われる平均寿命とは、
今後、その年の年齢別死亡率で死亡して行くとして、
0歳の人が生きる平均年数を出した値。
という事のようです。
もちろん医療の向上や、災害により、未来がどうなっているかは、
わからないので、実際は異なるものと思って良いと思います。
厚生労働省が公表している生命表から調べる事が出来る。
厚生労働省の生命表
言葉自体は、初めに書いた方と、発表などで言われるものの
どちらでも言えるので、どっちの事を言っているか判断しないと行けない。
このページでこの後書く平均寿命、は、発表される方の「平均寿命」と取って
みてもらいたい。
平均寿命は、上記の通り、0歳の人が平均して何歳まで生きるか。
そして、平均余命は、今ある年齢の人が、平均して、「後」何年生きるかを示したものになるようです。
例を挙げると、
今、60歳の人が、この平均寿命が80年と知って、
「平均なら後、20年しか生きられないのかー」というのは間違いで、
「今、0歳の子は、平均で80歳しか生きられないのかー。
平均寿命では、自分の年代の平均は分からない、
それは「平均余命」という情報がわかれば、あと何年かわかる」というのが、
正しい事になる。
このようなわけで、1つだけ、2つが一致する年齢がある。
0歳における平均余命=平均寿命。
厚生労働省のデータ、ニュースなどから作成。
男女は、単純に男女を足し、2で割っています。
今後、その年の年齢別死亡率で死亡して行くとして、
その年の「0歳の人が」生きるとされる平均年数を出した値。
言い換えれば、
その年生まれの人が、その時代、ここまで生きるだろうとされた年齢。
50年で、着々と増えて行っています。
現在、これを過ぎても生きている人が多くなっていて、
過去の予想は、当たっていないのかも知れません。
私が、平均寿命だと思っていた、その年で亡くなった人の平均年齢は、
その結果数値はどうも、厚生労働省のページは見つかりませんでした。
政府統計のページの
5-15 性・年齢別にみた死因年次推移分類別死亡数及び率(人口10万対)
から数値を集め、出さないと行けませんでした。
ここでは、その年の死者の総合計から不詳者を引き、総合計の真ん中の値に該当する数まで0歳代から足して行き、
その真ん中の値になる年代を出します。
そこが平均値になるかと思います。
私が見る事が出来るデータは、昔は5年置き、2010年からは毎年で、年齢は5歳間隔のデータでした。
1歳間隔のデータが欲しかったんですが、見つかりませんでした。
各年で、このような表を作り、
結果は、このようになりました。
その年で亡くなった人の平均年齢
平均寿命と同じような結果であるなと思います。
2013年の平均寿命は、
男:79.59
女:86.35
男女:82.97
その年で亡くなった人の平均年齢は、
男:75-79歳
女:85-89歳
男女:80-84歳
と一致します。
毎年毎、1歳単位でデータがあればハッキリ言えて良かったんですが、
昔は違うようですが、2010年以降は一致し、
現在、平均寿命である「0歳の人が平均して何歳まで生きるか」というのは、
もしかして、このような方法で出しているのかも知れません。
もし、その場合、「0歳の人が平均して何歳まで生きるか」という事と、
「その年の亡くなった人の平均年齢」は、一致もしくは、近似するのかも知れません。
厚生労働省が平均寿命をどのように出しているのかは知りませんが。
記載:2015年08月頃
平均寿命が、2014年に80歳、86歳となったと言われますが、
私は、その時、去年、亡くなった人の平均が、その年齢なんだな
と思っていたんですが、
どうやらそれは間違いのようで、
2014年に0歳の人間が亡くなる平均寿命が、平均寿命であるというのを教えて貰った。
その後に、調べてみた覚書です。
・平均寿命とは
ただ、「平均寿命」という言葉自体を素直にとれば、
寿命の平均となる。
だが、一般にテレビなどや発表など言われる平均寿命とは、
今後、その年の年齢別死亡率で死亡して行くとして、
0歳の人が生きる平均年数を出した値。
という事のようです。
もちろん医療の向上や、災害により、未来がどうなっているかは、
わからないので、実際は異なるものと思って良いと思います。
厚生労働省が公表している生命表から調べる事が出来る。
厚生労働省の生命表
言葉自体は、初めに書いた方と、発表などで言われるものの
どちらでも言えるので、どっちの事を言っているか判断しないと行けない。
このページでこの後書く平均寿命、は、発表される方の「平均寿命」と取って
みてもらいたい。
・平均寿命と平均余命の違い
平均寿命は、上記の通り、0歳の人が平均して何歳まで生きるか。
そして、平均余命は、今ある年齢の人が、平均して、「後」何年生きるかを示したものになるようです。
例を挙げると、
今、60歳の人が、この平均寿命が80年と知って、
「平均なら後、20年しか生きられないのかー」というのは間違いで、
「今、0歳の子は、平均で80歳しか生きられないのかー。
平均寿命では、自分の年代の平均は分からない、
それは「平均余命」という情報がわかれば、あと何年かわかる」というのが、
正しい事になる。
このようなわけで、1つだけ、2つが一致する年齢がある。
0歳における平均余命=平均寿命。
・過去の平均寿命
厚生労働省のデータ、ニュースなどから作成。
男女は、単純に男女を足し、2で割っています。
今後、その年の年齢別死亡率で死亡して行くとして、
その年の「0歳の人が」生きるとされる平均年数を出した値。
言い換えれば、
その年生まれの人が、その時代、ここまで生きるだろうとされた年齢。
和暦 | 男 | 女 | 男女 | |
1947 | 昭和22 | 50.06 | 53.96 | 52.01 |
1948 | 23 | 55.60 | 59.40 | 57.50 |
1949 | 24 | 56.20 | 59.80 | 58.00 |
1950 | 25 | 58.00 | 61.50 | 59.75 |
1950-1952 | 25-27 | 59.57 | 62.97 | 61.27 |
1951 | 26 | 60.80 | 64.90 | 62.85 |
1952 | 27 | 61.90 | 65.50 | 63.70 |
1953 | 28 | 61.90 | 65.70 | 63.80 |
1954 | 29 | 63.41 | 67.69 | 65.55 |
1955 | 30 | 63.60 | 67.75 | 65.68 |
1956 | 31 | 63.59 | 67.54 | 65.57 |
1957 | 32 | 63.24 | 67.60 | 65.42 |
1958 | 33 | 64.98 | 69.61 | 67.30 |
1959 | 34 | 65.21 | 69.88 | 67.55 |
1960 | 35 | 65.32 | 70.19 | 67.76 |
1961 | 36 | 66.03 | 70.79 | 68.41 |
1962 | 37 | 66.23 | 71.16 | 68.70 |
1963 | 38 | 67.21 | 72.34 | 69.78 |
1964 | 39 | 67.67 | 72.87 | 70.27 |
1965 | 40 | 67.74 | 72.92 | 70.33 |
1966 | 41 | 68.35 | 73.61 | 70.98 |
1967 | 42 | 68.91 | 74.15 | 71.53 |
1968 | 43 | 69.05 | 74.30 | 71.68 |
1969 | 44 | 69.18 | 74.67 | 71.93 |
1970 | 45 | 69.31 | 74.66 | 71.99 |
1971 | 46 | 70.17 | 75.58 | 72.88 |
1972 | 47 | 70.50 | 75.94 | 73.22 |
1973 | 48 | 70.70 | 76.02 | 73.36 |
1974 | 49 | 71.16 | 76.31 | 73.74 |
1975 | 50 | 71.73 | 76.89 | 74.31 |
1976 | 51 | 72.15 | 77.35 | 74.75 |
1977 | 52 | 72.69 | 77.95 | 75.32 |
1978 | 53 | 72.97 | 78.33 | 75.65 |
1979 | 54 | 73.46 | 78.89 | 76.18 |
1980 | 55 | 73.35 | 78.76 | 76.06 |
1981 | 56 | 73.79 | 79.13 | 76.46 |
1982 | 57 | 74.22 | 79.66 | 76.94 |
1983 | 58 | 74.20 | 79.78 | 76.99 |
1984 | 59 | 74.54 | 80.18 | 77.36 |
1985 | 60 | 74.78 | 80.48 | 77.63 |
1986 | 61 | 75.23 | 80.93 | 78.08 |
1987 | 62 | 75.61 | 81.39 | 78.50 |
1988 | 63 | 75.54 | 81.30 | 78.42 |
1989 | 平成元 | 75.91 | 81.77 | 78.84 |
1990 | 2 | 75.92 | 81.90 | 78.91 |
1991 | 3 | 76.11 | 82.11 | 79.11 |
1992 | 4 | 76.09 | 82.22 | 79.16 |
1993 | 5 | 76.25 | 82.51 | 79.38 |
1994 | 6 | 76.57 | 82.98 | 79.78 |
1995 | 7 | 76.38 | 82.85 | 79.62 |
1996 | 8 | 77.01 | 83.59 | 80.30 |
1997 | 9 | 77.19 | 83.82 | 80.51 |
1998 | 10 | 77.16 | 84.01 | 80.59 |
1999 | 11 | 77.10 | 83.99 | 80.55 |
2000 | 12 | 77.72 | 84.60 | 81.16 |
2001 | 13 | 78.07 | 84.93 | 81.50 |
2002 | 14 | 78.32 | 85.23 | 81.78 |
2003 | 15 | 78.36 | 85.33 | 81.85 |
2004 | 16 | 78.64 | 85.59 | 82.12 |
2005 | 17 | 78.56 | 85.52 | 82.04 |
2006 | 18 | 79.00 | 85.81 | 82.41 |
2007 | 19 | 79.19 | 85.99 | 82.59 |
2008 | 20 | 79.29 | 86.05 | 82.67 |
2009 | 21 | 79.59 | 86.44 | 83.02 |
2010 | 22 | 79.64 | 86.39 | 83.02 |
2011 | 23 | 79.44 | 85.90 | 82.67 |
2012 | 24 | 79.94 | 86.41 | 83.18 |
2013 | 25 | 79.59 | 86.35 | 82.97 |
2014 | 26 | 80.50 | 86.83 | 83.67 |
2015 | 27 |
50年で、着々と増えて行っています。
現在、これを過ぎても生きている人が多くなっていて、
過去の予想は、当たっていないのかも知れません。
・では、その年で亡くなった人の平均年齢は?
私が、平均寿命だと思っていた、その年で亡くなった人の平均年齢は、
その結果数値はどうも、厚生労働省のページは見つかりませんでした。
政府統計のページの
5-15 性・年齢別にみた死因年次推移分類別死亡数及び率(人口10万対)
から数値を集め、出さないと行けませんでした。
ここでは、その年の死者の総合計から不詳者を引き、総合計の真ん中の値に該当する数まで0歳代から足して行き、
その真ん中の値になる年代を出します。
そこが平均値になるかと思います。
私が見る事が出来るデータは、昔は5年置き、2010年からは毎年で、年齢は5歳間隔のデータでした。
1歳間隔のデータが欲しかったんですが、見つかりませんでした。
各年で、このような表を作り、
結果は、このようになりました。
その年で亡くなった人の平均年齢
男 | 女 | 男女 | |
1950 | 45-49歳 | 45-49歳 | 45-49歳 |
1955 | 55-59歳 | 60-64歳 | 60-64歳 |
1960 | 60-64歳 | 65-69歳 | 65-69歳 |
1965 | 65-69歳 | 70-74歳 | 65-69歳 |
1970 | 65-69歳 | 70-74歳 | 65-69歳 |
1975 | 65-69歳 | 70-74歳 | 70-74歳 |
1980 | 70-74歳 | 75-79歳 | 70-74歳 |
1985 | 70-74歳 | 75-79歳 | 70-74歳 |
1990 | 70-74歳 | 75-79歳 | 75-79歳 |
1995 | 70-74歳 | 80-84歳 | 75-79歳 |
2000 | 70-74歳 | 80-84歳 | 75-79歳 |
2005 | 75-79歳 | 80-84歳 | 75-79歳 |
2010 | 75-79歳 | 85-89歳 | 80-84歳 |
2011 | 75-79歳 | 85-89歳 | 80-84歳 |
2012 | 75-79歳 | 85-89歳 | 80-84歳 |
2013 | 75-79歳 | 85-89歳 | 80-84歳 |
平均寿命と同じような結果であるなと思います。
2013年の平均寿命は、
男:79.59
女:86.35
男女:82.97
その年で亡くなった人の平均年齢は、
男:75-79歳
女:85-89歳
男女:80-84歳
と一致します。
毎年毎、1歳単位でデータがあればハッキリ言えて良かったんですが、
昔は違うようですが、2010年以降は一致し、
現在、平均寿命である「0歳の人が平均して何歳まで生きるか」というのは、
もしかして、このような方法で出しているのかも知れません。
もし、その場合、「0歳の人が平均して何歳まで生きるか」という事と、
「その年の亡くなった人の平均年齢」は、一致もしくは、近似するのかも知れません。
厚生労働省が平均寿命をどのように出しているのかは知りませんが。
記載:2015年08月頃
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