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ダニでウィルス感染? SFTSとはなんだろう?

☆ダニでウィルス感染? SFTSとはなんだろう?

厚生労働省にもSFTS関連のQ&Aのページもありますので確認をお勧めします。


(2013年2月26日に、また1人死亡例(長崎)が確認されたようです・・・。
 こちらは2005年にとの事。この様子だと、死因不明として見逃されている人が多いのかも知れません。)
(2013年4月8日に、また1人死亡例(鹿児島)が確認されたようです・・・。
 こちらは2013年3月下旬に症状が出たようで、今年です・・・。
 少し暖かくなってダニが動き出したのかも知れません。)

2012年1月30日より少し前だったと思いますが。
すごく怖ろしい情報だったので、あまり見ないようにしていたんですが、
数日後ニュースでも放送され注意しておかないとやっぱり駄目かなと思い調べだしました。
ベースはニュースとインターネットからの情報になります。

ダニが媒介したウィルスによって成人の人が亡くなったらしいです。

調べてみると昨年(2012)秋との事ですので、広がってはいないのかなと思いますが
もうちょっと調べてみました。

正しいとは限りませんので信用しないで下さい。

(1月の発表時、亡くなっていた方が1人という事でしたが、まだ他にもおられたようです・・・)





・国内で初めて確認


中国では、2009年頃から発生しているようですが、日本では

2012年1月30日、厚生労働省が
「ダニが媒介する新しいウィルス感染症が国内で初めて確認された」
と発表しました。

2012年の秋、山口県の海外渡航歴のない成人女性が感染。
発症後、1週間で死亡との事。

新しい感染症らしいです。

その感染症の名前は、SFTS(severe fever with thrombocytopenia syndrome)。
日本語では、「重症熱性血小板減少症候群」というらしいです。

「熱が出て血小板が減る、血小板が減る事によって出血が止まらなくなってしまう恐れ」という症状らしいです。

厚生労働省は、日本全国で発生する可能性があるとして注意を呼びかけているようです。

中国で発生したものとはまた型が違うようで、日本にもともとあったウイルスとみられるとの情報も。

・感染経路


元は不明ですが、人間には、
通常、野生動物の間で循環しているダニから感染。
感染が見つかったとみられるダニの名称は、フタトゲチマダニなど、
マダニの一種。
すべてのマダニが、SFTSを媒介しているわけではない。

ダニの大きさは、2mから4m。目に見える。通常はゴマくらい。
マダニは、吸血する事で栄養を得ているようです。
吸血後はすごく大きくなっている(100倍から200倍になることもある)らしいですので、ゴマくらいの大きさとだけ考えているのは危険。

このダニは、森林などの緑が多い地域に多い。
日本にはどこにでも(北海道から沖縄まで)いるらしいです。

このダニにウィルスが感染していて、人間に移ったようです。
(ウィルスが感染していないダニなら大丈夫)
血で感染?

普通、ダニの増えやすい時期は梅雨や夏。

マダニは1年中活動しているらしいですが、
マダニが活発に動くのは春から夏らしいです。
マダニの産卵期は、9月頃らしいです。

・2013年1月時点。
国は、このウィルスを媒介するダニがどれくらい全国に蔓延しているか調査中らしい。
2012年秋の感染者以降、感染者が確認されていないようなら、広がっていないとの見方?

・厚生労働省 2013年1月30日
「この一例だけで、野山に入ることのリスクが高くなったということではない」
「人から人へうつることはほとんどないため、今後、急激に患者が増える可能性は小さい」
「ダニが媒介するウイルスは他にもあり、ダニにかまれて発熱などの症状が出た場合は、すぐに受診してほしい」

・動物からの感染


症状のない犬・猫からの感染はないとの事。
症状のある犬を介抱していて、噛まれてはいないのに感染が確認されている。
ウィルスは、唾液、血液、便に含まれており、
人の手などに付着し、傷口や粘膜から感染したと考えられている。

・2017年7月発表
2016年の夏頃に、マダニにかまれた野良猫がSFTSに感染し、
それにかまれた人が感染。
10日後に死亡するという、世界初の、哺乳類から人への感染が発表された。

・どんなところで感染するか?


庭。
公園。
林。
森。
草むら。(30cmくらいに多く生息)
(とにかくマダニがいるような所だそうです。
 もちろんマダニが感染していないと移りません。)
家でもペットが外からマダニを持ってくる可能性。
登山者の衣服から、街に降りてくる。

2013年1月30日の山口県の発表では、布団などに発生する他のダニなどでは感染しないらしい。

患者の血液や体液触れて感染。

飛まつ感染の恐れは(今のところは(2014年時点))ないらしい。

2016年の夏頃に、マダニにかまれた野良猫がSFTSに感染し、
それにかまれた人が感染。

・その症状


発症した場合、どんな症状が出るのか?

発熱。高熱。
頭痛。
嘔吐。
下痢。
腹痛。
筋肉痛。
意識障害。
けいれん。
白血球や血小板の数が低下。
全身倦怠。
臓器不全。
肺炎。
出血(下血・歯茎)。

インフルエンザに似た症状。

・潜伏期間


6日~2週間。

・致死率


10数%。12%?
30%(2014年10月時点)
日本で、21%(2017年6月28日時点)(この時点で亡くなった方はいずれも50代以上。)

・治療法


治療法はない。
増殖を抑える薬なども見つかっていない。
対処療法のみ。
致死率は、数10%だからあきらめない。

・防御方法


マダニにかまれないようにする。

その為には、
なるべく肌を露出させない。
外から戻ったら服を調べる。
ペットにダニよけの薬(ペット用のマダニ駆除薬・ダニ忌避剤とかいうらしいです)や首輪など。

野良ネコなどには近づかない。
ペットが体調不良の時は、過度の接触を控え、動物病院を受診する。

・マダニにかまれたら(刺されたら)


テレビで対処方法を言っていました。

普通(これまでの常識では)、マダニにはとげがあるので、
マダニにかまれた場合そのまま払わずマダニが付いたまま病院へ行くのが良いらしいです。
払うと、とげが残ってしまうらしいです。

しかし、とっさに払ってしまいそうですし、
感染するかもと思えば離したくなるのは多分間違いありません。
難しいですね。

SFTSに感染したマダニを、これまでと同じように払わないのが正しいのかは、
今後の情報を見ていく必要があるのかも知れません。

・これまで発生した場所や規模や経緯


・2009年頃から中国で発生が報告。
 これまで(2013年1月)に数百例(200例近く)の感染。

・2012年秋 日本
 山口県で、海外渡航歴がなく持病もない成人女性、1人が
 野山にいたマダニにかまれて感染したとみられる。
 白血球や血小板の数が低下し、約1週間後に死亡。

・2012年12月29日 日本 厚労省から山口県へ
 秋の感染は「SFTSの感染が疑われる」との連絡。

・2013年1月29日 日本 国立感染症研究所から山口県へ
 秋の感染は「ウイルス感染を確認した」との連絡。

・2013年1月30日 日本 発表
 山口県 記者会見
 秋の感染について「感染経路は不明」「昨年秋に成人が亡くなった」以外の情報は
 「言えない」「分からない」。

 厚生労働省 会見
 「ダニが媒介する新しいウィルス感染症が国内で初めて確認された」

 (去年秋から・・・、すごく時間がかかるのですね。)

・2013年2月13日 厚生労働省
 愛媛県と宮崎県の成人男性2人も昨秋感染して死亡していたと発表。
 海外渡航歴なし、国内で感染。
 愛媛県の男性、発症の16日後に死亡。

 都道府県から同様の症状の事例報告が9件
 検査した4件のうち2件から検出。残り5件検査中。

・2013年2月19日 厚生労働省
 新たに、広島県の成人男性の感染と死亡(昨夏)が確認されたと発表。

・2013年2月26日 厚生労働省
 新たに、長崎県の60代男性の感染と死亡(2005年秋)が確認されたと発表。
 当時は原因不明とされていたそうです。

・2013年4月8日 鹿児島県
 新たに、鹿児島県の女性(年齢不明)の感染と死亡(2013年3月)が確認されたと発表。
 今年に感染し、死亡例は初です。
 発症後、1週間余りで亡くなっています。
 介護していた人が、女性の太ももにマダニを見たそうです。
 女性に少なくともひと月は海外渡航歴はないようです。

・2013年4月9日 厚生労働省
 4月8日の発表の件。
 これまでのSFTSの国内で確認された感染は10人目で、死亡は6人目。

・2014年2月26日時点でのニュース
 最近、あまりニュースで聞かなかったのですが、
 春が近づいているからかニュースされていました。
 これまでの合計で「13県で患者確認し、53人感染 21人死亡」
 にまで被害が拡大しているようです。

 26道府県で調査。23道府県でウイルスを持つダニを確認。
 近畿では、大阪と奈良は調査がまだらしいです。

 厚生労働省の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの国内分布調査結果(第二報)について(情報提供) によると、

 ・これまで(2014年2月25日時点)患者が確認された県など
 兵庫、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎及び鹿児島県

 ・これまで(2014年2月25日時点)ウイルスを持つダニを確認した県など 23道府県
 (兵庫、島根、岡山、山口、徳島、愛媛、高知、宮崎、鹿児島)+、
 三重、滋賀、京都、和歌山、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、栃木、群馬、岩手、宮城県、北海道

 らしいです。

・2014年9月10日時点
 死亡者30人。発生者数101人。

・2014年10月16日時点
 死亡者35人。

・2016年夏ごろ
 弱った野良ネコを動物病院に連れて行こうとした
 50代女性が手をかまれ発症。
 約10日後に死亡。(発表されたのは2017年7月)

・2017年4月
 ペットのネコの発症が確認。1件。

・2017年6月
 ペットの犬の発症が確認。この時点で、ペットの発生例は2件。

・2017年7月時点
 国内で266人が感染の報告。
 57人が死亡。

・2016年夏(2017年7月 発表)
 日本で、世界で初めて、哺乳類(ネコ)から人への感染が確認されたとの発表。

・2017年6月
 SFTSを発症した犬を介抱していた飼い主の男性に感染。
 しかし、犬も男性も回復。

・2017年7月
 広島の動物園で、チーター2頭がSFTSで死亡。
 動物感染のこれまでの報告例は、すべて西日本。

・感想


なんか調べていくと、昔調べた事と同じような事を書いている気分になりました。
出血があるようですので、
もしかしてエボラ出血熱とちょっと症状が似てるんでしょうか?
2012年7月、ウガンダでエボラ出血熱が発生。その後オリンピックでしたね・・・。
エボラであればもっと被害規模が大きいでしょうから、違うとは信じたいです。

しかし、去年秋の発生から発表の1月末まですごくかかるものなのですね。

追記:2013年2月後半
2005年に、既にSFTSに感染して亡くなっていた人がいたそうです。
もし関連があるとすれば、オリンピックは関係なく、
日本に昔からあって、もっと多くの人が感染して亡くなっていても原因不明で
処理されていた可能性があります。

夏から秋にかけて、感染しているようですので、
(ダニの増えやすい時期は梅雨や夏、
 繁殖期は9月頃)
この頃を特に注意する必要がありそうです。

しかし、2005年とは・・・、病気で原因不明の死亡は、
すぐ国の機関に連絡されないものなんでしょうか?
恐ろしい事です。

随時分かったことや知った事を更新していきます。






記載:2013年02月頃
更新:2013年03月頃
更新:2013年04月頃
更新:2014年02月頃
更新:2014年10月頃
更新:2017年07月頃
更新:2017年11月頃

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コメント


<No.4>
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(2018/06/14)

<No.3> 名無し
致死率10数%と言う事と、死亡している。その大半が、50代以上で、免疫力が衰えてくる時期なので、免疫力が低下しないようにすれば問題無いのでは?
(2014/05/31)

<No.2> 管理者
エボラ出血熱と同じと書いているのではないですが、前調べたエボラ出血熱と血がどうのこうのというので、ちょっと似ているのかなあといった感じです。
配慮が足りないならすみまません。

>直ちに「アルコール」をぶっかけて下さい。
私の知らない新たな情報ありがとうございます。
ちょとだけ調べましたが、刺されるというか、その前のマダニは嫌うようですね。
刺された後の発症前には、有効というような情報も見つけられました。
知識が増えましたありがとうございます。

やってみる価値は充分ありそうなので、また調べたら上にも追記しておきますね。

又は、書き込んで下さった事で参考になるかと思います。

ありがとうございます。

私は、家族の誰かが犠牲になるかもと思うとマダニがとても恐いです。
有益な情報は、頂けるととても嬉しいです。
(2014/03/02)

<No.1> いのまたなおひこ
こんばんは。わたくしはひと通りの獣医学と医学の知識と技術を持っておりますが、エボラ出血熱とは違います。
調べればすぐにお解りになりますが、エボラ出血熱は人体の穴と云う穴から出血し、これが止まらず死亡する病気でアフリカ方面に多く、致死率は100%に極めて近い、と云うことで、動物にもあります。
因みにマダニに刺された時は、直ちに「アルコール」をぶっかけて下さい。
なるべく濃度の濃い方が効果的です。消毒用でも、焼酎でもいいです。
上手くいけば、感染を回避でき、マダニは酔っぱらって皮膚から自分から簡単に取れます。
但し、現代医学では、感染して発症した場合の特効薬はありません。
ご参考まで。
(2014/03/02)



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