爆弾低気圧とは?
☆爆弾低気圧とは?
お天気ニュースを見ていたら、突然物騒な名前が出てきました。
その名も「爆弾低気圧」。
爆弾って・・・。
ネーミングすごいなあ。
なんでも、すごい風が吹くそうです。
爆弾であるからには、どこかで低気圧が爆発する必要があると思うのですが、
ただ強いという意味だけ?
調べた時の覚書です。
軽いおさらいから。
周囲より気圧の低い部分の事。
高気圧から低気圧へ向かって空気が動く。
大気の圧力のこと。
重力によって、地球を取り囲むように保たれている気体。
マスコミは、「爆弾低気圧」というようですが、
気象庁は、「急速に発達する低気圧」というようです。
中心気圧が24時間で、(sinφ/sin60°)×24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧のことらしいです。
温帯低気圧とは、暖かい空気と冷たい空気(南北の温度差)が交ざり発生。
その温度差によって(温度を一定にしようとして)発達。
上のsinとかヘクトパスカルとかはちょっと難しいので、
以下の方が理解できそうです。
普通、低気圧というのは、雲が増え天候が悪化します。
温度差が激しいと更に発達します。
そして早いスピードで気圧が下がると、更に天候が悪化するようです。
暴風や高波や大雪など。台風並み。
高気圧から低気圧へ向かって空気が動くようですので、急に低気圧が発達すると、
高気圧の部分からすごく空気が動く(風が動く)事になるので、
すごい強い風が吹く事になるんでしょう(?)。
冬から春にかけて起こりやすい(春の嵐)。
大陸の東側(日本では日本海・アメリカでは東海岸)で起こりやすい。
南からの暖かく湿った空気と北からの冷たい空気がぶつかって、雨雲が発達して起こりやすい。
2012年12月5日 低気圧が、1014ヘクトパスカル
その低気圧の南から暖かい空気、北から寒い空気が流れ込み、
この温度差がかなりあり、急速に発達。
2012年12月6日には、同じ低気圧が、988ヘクトパスカルと、
20ヘクトパスカル以上下がる。
低気圧で、気圧が下がるという事は低気圧が強くなるという事になります。
急速に発達する低気圧(爆弾低気圧)発生となります。
この時の被害は、日本の多くで風が非常に強く、北海道では強風により電柱が倒れたり窓ガラスが割れたり、
竜巻のようなものが起こったり。
60年間(1955年~2015年)で、大きなのは13回といわれています。
1955年2月:全国的に大雨と強風(死者・行方不明 123人)
1956年4月:北海道から関東に洪水・強風など被害(死者・行方不明 100人)
1960年1月:北海道・東北に暴風雪(死者・行方不明 84人)
1994年2月:西日本から北日本に暴風(死者 5人、負傷者 54人)
1995年11月:北日本医暴風(死者・行方不明 3人)
1999年10月:千葉県で大雨(死者・行方不明 5人、負傷者 7人)
2004年1月:北日本に暴風(死者 2人、負傷者 16人)
2006年10月:北海道から近畿 暴風と大雨(死者 1人、負傷者 43人)
2007年1月:西日本から北日本 暴風と大雪など(負傷者 14人)
2008年3月:北日本 暴風と大雪(負傷者 14人、半壊。一部破損 94棟)
2012年4月:西日本から北日本 暴風と高波(死者 4人・負傷者 378人)
2013年3月:北日本に暴風雪
2014年12月:北日本から西日本に積雪
2017年2月17日辺り:風速は、25m程。気温は、20℃越え(東京のデータ)。
2018年2月28日辺り:西日本は、夜間に激しい雷雨。風はその後も続く。
関東は、午前5時から7時ごろに特に、強雨、交通機関に遅れ・欠航など。
など。
冬から春に多い。
英語でbomb cycloneというようです。
爆弾サイクロン。
サイクロンは、低気圧、暴風全般の事。
ちょっと爆弾低気圧という名称には問題あるような気がします。
別に爆弾ではないので、
付けるなら「爆発的に発達する低気圧」というのが良いような気がします。
「爆発的」から「爆弾」と連想したのかも知れませんが、
そうだとすれば、なんか幼稚なネーミングセンスですね。
マスコミや小さな子供さん達に受けが良さそうな名称ではあります。
(すごい深い意味があるのかも知れませんが、調べてもわかりませんでした)
何か意味があるとしても、やっぱり「爆弾低気圧」はおかしな名前です。
まずこの名称は、わかりにくいですし。
「急速に発達する低気圧」というようにした方が無難でしょう。
1月頃になると、「爆弾」ではなく、「弾丸低気圧」とニュースが言っているような気もします。
「爆弾」の次の新語かと思いましたが、
それは「弾丸(だんがん)低気圧」ではなく、
おそらく「南岸(なんがん)低気圧」と言っているようです。
滑舌の悪さか、耳の悪さで、「なんがん」が「だんがん」に聞こえるんでしょう。
ややこしい。
ちなみに、南岸低気圧というのは、
冬から春(1月から4月頃)日本列島の南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧の事です。
記載:2012年12月頃
追記:2015年02月頃 弾丸低気圧? について
追記:2015年10月頃 過去の代表的な例 追記
追記:2018年03月頃 追記
お天気ニュースを見ていたら、突然物騒な名前が出てきました。
その名も「爆弾低気圧」。
爆弾って・・・。
ネーミングすごいなあ。
なんでも、すごい風が吹くそうです。
爆弾であるからには、どこかで低気圧が爆発する必要があると思うのですが、
ただ強いという意味だけ?
調べた時の覚書です。
軽いおさらいから。
・低気圧とは
周囲より気圧の低い部分の事。
高気圧から低気圧へ向かって空気が動く。
・気圧とは
大気の圧力のこと。
・大気とは
重力によって、地球を取り囲むように保たれている気体。
・爆弾低気圧とは
マスコミは、「爆弾低気圧」というようですが、
気象庁は、「急速に発達する低気圧」というようです。
中心気圧が24時間で、(sinφ/sin60°)×24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧のことらしいです。
温帯低気圧とは、暖かい空気と冷たい空気(南北の温度差)が交ざり発生。
その温度差によって(温度を一定にしようとして)発達。
上のsinとかヘクトパスカルとかはちょっと難しいので、
以下の方が理解できそうです。
普通、低気圧というのは、雲が増え天候が悪化します。
温度差が激しいと更に発達します。
そして早いスピードで気圧が下がると、更に天候が悪化するようです。
暴風や高波や大雪など。台風並み。
高気圧から低気圧へ向かって空気が動くようですので、急に低気圧が発達すると、
高気圧の部分からすごく空気が動く(風が動く)事になるので、
すごい強い風が吹く事になるんでしょう(?)。
冬から春にかけて起こりやすい(春の嵐)。
大陸の東側(日本では日本海・アメリカでは東海岸)で起こりやすい。
南からの暖かく湿った空気と北からの冷たい空気がぶつかって、雨雲が発達して起こりやすい。
・例
2012年12月5日 低気圧が、1014ヘクトパスカル
その低気圧の南から暖かい空気、北から寒い空気が流れ込み、
この温度差がかなりあり、急速に発達。
2012年12月6日には、同じ低気圧が、988ヘクトパスカルと、
20ヘクトパスカル以上下がる。
低気圧で、気圧が下がるという事は低気圧が強くなるという事になります。
急速に発達する低気圧(爆弾低気圧)発生となります。
この時の被害は、日本の多くで風が非常に強く、北海道では強風により電柱が倒れたり窓ガラスが割れたり、
竜巻のようなものが起こったり。
・過去の代表的な例
60年間(1955年~2015年)で、大きなのは13回といわれています。
1955年2月:全国的に大雨と強風(死者・行方不明 123人)
1956年4月:北海道から関東に洪水・強風など被害(死者・行方不明 100人)
1960年1月:北海道・東北に暴風雪(死者・行方不明 84人)
1994年2月:西日本から北日本に暴風(死者 5人、負傷者 54人)
1995年11月:北日本医暴風(死者・行方不明 3人)
1999年10月:千葉県で大雨(死者・行方不明 5人、負傷者 7人)
2004年1月:北日本に暴風(死者 2人、負傷者 16人)
2006年10月:北海道から近畿 暴風と大雨(死者 1人、負傷者 43人)
2007年1月:西日本から北日本 暴風と大雪など(負傷者 14人)
2008年3月:北日本 暴風と大雪(負傷者 14人、半壊。一部破損 94棟)
2012年4月:西日本から北日本 暴風と高波(死者 4人・負傷者 378人)
2013年3月:北日本に暴風雪
2014年12月:北日本から西日本に積雪
2017年2月17日辺り:風速は、25m程。気温は、20℃越え(東京のデータ)。
2018年2月28日辺り:西日本は、夜間に激しい雷雨。風はその後も続く。
関東は、午前5時から7時ごろに特に、強雨、交通機関に遅れ・欠航など。
など。
冬から春に多い。
・なぜ「爆弾」なのか?
英語でbomb cycloneというようです。
爆弾サイクロン。
サイクロンは、低気圧、暴風全般の事。
ちょっと爆弾低気圧という名称には問題あるような気がします。
別に爆弾ではないので、
付けるなら「爆発的に発達する低気圧」というのが良いような気がします。
「爆発的」から「爆弾」と連想したのかも知れませんが、
そうだとすれば、なんか幼稚なネーミングセンスですね。
マスコミや小さな子供さん達に受けが良さそうな名称ではあります。
(すごい深い意味があるのかも知れませんが、調べてもわかりませんでした)
何か意味があるとしても、やっぱり「爆弾低気圧」はおかしな名前です。
まずこの名称は、わかりにくいですし。
「急速に発達する低気圧」というようにした方が無難でしょう。
・「弾丸低気圧」?
1月頃になると、「爆弾」ではなく、「弾丸低気圧」とニュースが言っているような気もします。
「爆弾」の次の新語かと思いましたが、
それは「弾丸(だんがん)低気圧」ではなく、
おそらく「南岸(なんがん)低気圧」と言っているようです。
滑舌の悪さか、耳の悪さで、「なんがん」が「だんがん」に聞こえるんでしょう。
ややこしい。
ちなみに、南岸低気圧というのは、
冬から春(1月から4月頃)日本列島の南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧の事です。
記載:2012年12月頃
追記:2015年02月頃 弾丸低気圧? について
追記:2015年10月頃 過去の代表的な例 追記
追記:2018年03月頃 追記
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