三味線　糸が緩む対策を考える

☆三味線　糸が緩む対策を考える

家族が三味線を勉強中なんですが、上部にある糸巻機（？）に巻き付けている糸が、
演奏中や調弦中に緩む（ずれる）ことで、演奏の練習より前に疲れてしまうそうです。

そこで、色々調べてみました。

・原因として考えられること

三味線を見せてもらうと、上部にある糸巻は、差し込む木（糸巻とかいうらしい）を差し込んで
押さえているだけのようです。

そこで考えられるのは、素人レベルで考えたのは、

・差し込む木の劣化
　古くなって、差し込むごとに木がすり減っているのでは？

・差し込む木の差し込み不足。
　握力（指？ 腕？）の力の弱い人は充分に差し込めないので、固定が足りない可能性。

などでしたが、そこから調べる事に。

・糸が緩む対策案

・糸がちゃんと伸ばせていない可能性

三味線に糸を張るときは、ちゃんと糸を伸ばせていないで、
上の調整するところで調整しても、あとで、緩む原因になるようです。

ピンと張るのが必要なようです。

ただ、これはしていると思うのですが。

・上の調整するところで、糸が重なっている可能性

上の調整するところで、糸がクルクル小さく巻かれていると思うのですが、
そこで、糸が糸の上に重なっていたりしたら、
演奏中にずれたりする可能性があるようです。

ただ、これもちゃんとしていると思うのですが。

・墨や鉛筆を使う

差し込む木の金具が当たるところや、上の調整するところの金具の内側に、
書道の墨を擦って、筆で塗ったり、鉛筆で塗ったりすると、
緩みにくいそうです。

これは、滑り止めの役目をするそうです。
元々、差し込む木に塗ってあるものもあるようです。

ただ、どんな程度の濃さの墨が良いのかは不明。


実験。
実際に、2Bの鉛筆で試したところ、余計に緩むようになってしまったようです。
薄いのは駄目かも。
それとも、そういうレベルの問題ではないのかも知れません。

・差し込む木の交換

差し込む木の劣化の場合、
問題は、値段でしょう。

３本分セットで、1万円くらいから、高いものは10万円程度するようです。

三味線関係は、お値段が高いですね。

・差し込む木の調整

差し込む木の劣化の場合、
これは、よくわかりませんが、削ったりするんでしょうか？

600円から1000円くらいで、
三味線の上の部分が外れるようで（外れないものもある？）、
それと差し込む木を送るそうです。

予備の三味線がないとその間は弾けません。

・差し込む木を受ける金具部分の経年劣化の可能性

差し込む木を受ける金具部分は、金属ですので、
古くなるとやっぱり劣化するようです。

お店にお願いして、
600円から5000円くらいのようですが、程度によって違うでしょう。

・差し込む木のバージョンアップ

お店にお願いして、
既存の差し込む木の先端に、ネジ付の金具を付けてしまうようです。

糸（弦）の調整は、その取り付けたネジ付の金具を回す事で行うようです。

おそらくこのネジで差し込む木の先側の固定力を高めるんでしょう。


ランクは色々あるようですが、5000円～10000円ほどのようです。

また、別途で、三味線を送る事になるようで、予備の三味線がないとその間は弾けません。


ただし、元々の差し込む木の劣化がある場合は、これでも駄目でしょう。

・差し込む木の交換とバージョンアップ

差し込む木自体も交換し、
既存の差し込む木の先端に、ネジ付の金具を付けてしまうようです。

差し込む木＋ネジ付の金具で、
やはり問題は、値段になるでしょう。

・感想など

とにかく三味線や楽器関係は、色々メンテナンス費用が掛かるような気がします。

パソコンのように部品の変更だけでは、出来ないアナログ的な事が多い感じがします。

なにかこうすれば直ったとか、こうすれば良いよというようなアドバイスがあれば頂けると嬉しいです。






記載：2018年07月頃

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