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間接民主制と直接民主制の違い

☆間接民主制と直接民主制の違い

日本は、間接民主制ですが、直接民主制とどう違うかの覚書です。
あっているかはわかりません。





・間接民主制とは


国民が、その意思を、選挙などの公選(選挙とか)によって選び、
その選ばれた代表(議員)に政治的決定を任せる事で、間接的に政治に参加する事。

例えば、選挙区内で1人の国会議員を選ぶ場合、
その選挙区内で、国民から一番指示を得た議員が選ばれる。
その後、国会にて各地で選ばれた議員の(例として)が集まり、
その議員の半数以上の支持を得た案が採用。
(簡単に書けば、国民全員の多数決で選んだ議員が更に多数決をして決定をする。)

代表民主制。
代議制。
議会制民主主義。
ともいう。

・良い所(メリット)


・国民の数が多い場合は、全員で討論とは行きにくいので現実的。

・ある程度、政治的な思想と支持を持っている人が、討論するので、
 比較的まともな法案などが出される可能性が高い。

・悪い所(デメリット)


・選挙区内の国民全員の多数決で、議員を選んだ後、
 その議員が集まり、
 その議員が更に多数決をする事になるので、、
 切り捨てられる国民の多数決が発生する、
 その為、国民全員の意思が反映されない場合がある。

・公約で支持を受け議員になった者が、
 国会などで議論する時には、実情が変わっていて、
 (国民の意思のタイムラグが発生)
 古い実情に合わせた決定がされる事がある。

・考え方が違う場合、本来、その代表を選んだ国民すべてに説得や説明をする必要があるが、
 その選ばれた代表だけを説得すれば良いので、説得された場合、
 その代表を選んだ国民の意思とは違ってしまう事がある。

・国民がその選んだ代表に任せてしまって考える事が少ない。
 (権力者には、国民があまり知識を付けてしまうと、自分の良いように出来ないから
  困る人もいるかと思います。
  だからその理由だけで、間接民主制の方が都合が良いという人もいるかも知れません。
  これは、一般国民にはデメリットだと思います。)

・間接民主制の国


日本など、民主主義のほとんどの国。

・直接民主制とは


国民が、直接議論しあって、意思の決定を行い、
政治的決定をし、直接に政治に参加する事。

(例として)国民の50%以上の指示を得た案が採用。
(簡単に書けば、国民全員の多数決。)

真の民主主義とも言われる。

ただ単にアメリカなどで大統領を選べるから、直接民主制という人もいますが、
それは、選挙が「直接選挙」なのか「間接選挙」なのかであって、
直接民主制とは違うと思います。

また、アメリカの大統領選挙は、代議員を選ぶ事になっていて、
実は間接民主制。

・良い所(メリット)


・国民の意思が直接反映される。

・選挙制度に左右されない。

・失敗すれば、自分達国民の多数決のせい。(責任転嫁はできない)。

・現時点の国民の意思が反映されやすい。
 (国民の意思のタイムラグが少ない)

・国民が政治に関心を持つ。

・悪い所(デメリット)


・国民の数が多いと、
 全員が、全員と議論するというのは事実上不可能なので、
 すべての議論は出来ない。
 国民が少数でないと難しい。

・投票などの数を数えるのが大変。
 最近では、インターネットの普及で可能とも言われるが、
 その投票システムに不正がないとも限らないので、
 やはり難しいのかも知れません。
 国民の数が少ない時は、国民の目の前で開票作業をしていたそうですが。

・時間がかかる。

・直接民主制の国


スイス。(他はどんな国があるんでしょう?)


・感想など


どちらもメリット・デメリットがありますが、
間接民主制は、国民全員の意思の反映が弱すぎるような気もします。

例えば、インターネットでの投票システムに不正がない場合など、
国民が、選挙で代表を選び、その代表が集まって議論し、決定された案を、
すべてかどうかは置いておいたとしても、
せめて重要だと思われる事、関心が高い事などは、
国民にその案の賛否を問い、多数決で決定させるというのは、駄目なんでしょうか?
憲法改正の場合は、そんな感じですよね。

もちろん国民の手間も増えますが、自分たちの事を決めるので、本来は当たり前だと思います。
その際、適当に賛否を選んだら自分に跳ね返って来ますので、
今より国民がちゃんと考える事になるかと思います。

国民が間違った判断をする事もあるでしょうけど、それこそ言い逃れが出来ませんし、
国民が望んだ結果でしょう。

例えば、消費税を上げるかどうか国民全体で判断して、
上げなくて将来うまく行ったら国民が賢かった。
上げて将来うまく行ったら国民が賢かった。
その逆は、国民が愚かだった。

目先の事だけを考えて、どちらを選ぶかどうかも自分たちの選択です。

良くも悪くも、自分達の決定が、自分達か、将来の国民に跳ね返ってきます。

行き過ぎた弾圧に繋がる恐れもありますが、
その場合、自分たちの愚かさを知ることになるでしょう。

これが良いとは限りませんが、真の民主主義には近くはなるんではないでしょうか。

選ぶ多数が、ある程度成熟していれば良い結果にもなるかも知れません。

ですが、多分これはこれで国民の成熟度が低いと危険とも思います。
国民がカッカしやすい性質なら、戦争や争いが簡単に起こるかも知れません。
選挙の投票率が50%にも行くか行かないとかなので、期待はできないのかも知れません。


ですが、間接民主制だけでは、国民全員の意思の反映が弱すぎるのもそうだと思います。


直接民主制のスイスでは、年に数回、1回に数件の案件の賛否を国民が選挙で決めて、
「受諾しますか? はい・いいえ」で決めるそうです。
国民の目先に都合の良い法案ばかり可決されるんじゃないかと心配になりますが、
目先の良い法案であっても、否決される事も多いそうですので、
ちゃんと考えているようで、
こういう状況なら、直接民主制もありなんじゃないかなとも思えます。
わからないので、常に「否決」を選ぶ人もいるそうですが、
集まったら政治の話で盛り上がる人も多いそうです。
自分で選択できるから、政治に、関心が高いという事のようです。

民主主義の理想は、直接民主制の方でしょうから、もう少し傾いても良いんではないかと
思ったりします。






記載:2014年11月頃
追記:2017年01月頃

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