特設注意市場銘柄とは

☆特設注意市場銘柄とは

２０１５年９月。
有価証券報告書に虚偽記載を行ったとかで、
有名な会社の東芝が、東京証券取引所から「特設注意市場銘柄」に指定されたそうです。

特設注意市場銘柄という知らない言葉が出て来たので、何なのかのメモです。

・特設注意市場銘柄とは

２００７年１１月に作られた制度。

有価証券報告書に虚偽記載などを行った会社で、
上場廃止にまでは至らなかった会社を、
証券取引所が、
投資家に銘柄（証券会社を通じて、売買取引の対象となる有価証券）選びや売買判断などの際に
注意を喚起する為に指定する。

また、その会社に、上場廃止の猶予を与えるる。

その判断は、
・企業の内部管理体制を改善する必要性が高い
・有価証券報告書等の虚偽記載
・監査報告書等の不適正意見
・上場契約違反等の上場廃止基準に抵触する
などの問題があった会社に適用される。

・特設注意市場銘柄になったら

そのた銘柄は、特設注意市場において、普通の取引銘柄と区別されて売買取引を行う事になる。

半年以内に改善されなければ、上場廃止になる恐れもある。
１年後までに（１年後に？）「内部管理体制確認書」を提出する必要がある。

「上場契約違約金」というのも払う必要がある。（必ず？）

その確認書の内容などで、審査を行った後、
・改善と判断
特設注意市場銘柄の指定から解除、通常の取引銘柄に戻る。

・改善していないと判断
次の年も「内部管理体制確認書」を提出する必要がある。

ここでどちらが正しいかわからない事があります。
・内部管理体制確認書を３回提出場合でも改善の見込みがないまま場合、上場廃止になる。
・今後も改善の見込みがないまま、１年６か月経てば上場廃止になる。

・上場廃止になったら

証券取引所を通せないので、
個人と個人の間で、株券を売買する事になり、
ほとんど売買が難しくなる。

上場廃止になる確率は少ない。
５％とか？

・指定されている会社一覧

日本取引所グループの一覧ページ

・なぜ特設注意市場銘柄になったかの例

・2015年9月：東芝
内部告発で、経営トップの関与で2009年3月期から2014年4月から12月期で
計1518億円の利益を水増しする不正会計を行っていた事がわかったのがきっかけ。
有価証券報告書等に虚偽記載を行い、内部管理体制について改善の必要性が高いと認められる為。
上場契約違約金は、９１２０万円。

ただ、大きな会社は、テレビのスポンサーになっているからか、
あまりテレビでそういう特集時間を組まれない感じです。
ニュースの一部でさっと報告される程度の印象です。
普通「粉飾決算」と言うところを、「不適切な会計処理」とか言って、
気を使っているようです。
小さい会社は、すぐに「粉飾決算」と言われたりしていたそうです。

「不正な会計処理」と切り替えた新聞社などはあります。






記載：2015年09月頃

Twitter Facebook Google+ はてな Pocket LINE

一言掲示板です。なにかありましたら以下に書いて書き込みボタンを押して下さい。
管理人による書き込みの確認後、荒らし書き込みでない場合に表示させていただきます。
悪意ある書き込みや挑発的な書き込みと思われる内容は、表示させません。
その為、ちょっと書き込みから表示までに時間がかかってしまいます。ご了承下さい。

お名前

コメント

色 色 色 色 色 色 色 色

---