マイナス金利とは? マイナス金利になるとどうなるのか?
☆マイナス金利とは? マイナス金利になるとどうなるのか?
2016年1月29日、日本銀行総裁が、マイナス金利の会見を開きました。
銀行に預金していたら、お金が取られるの?
とか心配になりましたが、
これは、銀行が持っているお金に対しての事だったようです。
そもそもマイナス金利とはどういうものなのかの覚書です。
(預けたら)利息の金利がマイナスになる事。
マイナスという事は、その割合(%分だけ)払わないと行けないという事になります。
仮定の話ですが、
現在、預金者から銀行への金利がスズメの涙ではありますがプラスですが、
もし、マイナスになると、
預けたら手数料を払うという状態のマイナス金利という事になります。
2016年1月29日、日本銀行総裁が発表した話で起こる事は、こちらの内容になります。
普通の銀行は、預金者とかから預かったお金などを、
融資量に応じて日本銀行の当座預金口座にお金を預ける義務がある。
その当座預金の残高は、2016年1月で253兆円もあるそうです。
(国の一年の予算は、一般会計+特別会計で291兆4420億円くらい。)
そして、金利は、0.1%。(2008年リーマンショックから、安定させる為にこの値になったそうです)
そして、日本銀行は、利子(金利)を付けて、普通の銀行に払っている。
それの金利が今までプラスだったものが、マイナスとなるという事のようです。
これだけ聞くと、
例:
プラス金利だと、
普通の銀行が日本銀行に、253兆円預ける。
金利が0.1%だとする。
普通の銀行は、利子で2530億円貰える。
これが、マイナス金利だと
普通の銀行が日本銀行に、253兆円預ける。
金利がマイナス0.1%だとする。
普通の銀行は、預けたにも関わらず2530億円払う必要がある。
となりますが、
実はそうではなく、
それの金利が今までプラスだったものが、(一部!)マイナスとなるという事のようです。
だから普通の銀行が日本銀行に預けている預金全体ではない。←ここは大事。
今回は、当座預金すべてではなく、その1割程の23兆円が、マイナス0.1%の金利になったという事で、
金融機関が払う金額としては230億円程。
23兆円以外のものは、金利が0%か、プラス0.1%とか。
0%(金利が付かない)も23兆円くらい。
プラス0.1%(今までどおり利子がもらえる)は、全体の8割。206兆円くらい。
普通の銀行が日本銀行に預けている全体が、マイナス金利になったと思われがちだが、
違うという事です。←ここは大事。
今まで、10割に利子が付いていたものから、
8割に金利が付き、金利が付かない1割、マイナスで1割、この分は金利が付かない1割。
当座預金253兆円なら、
今までは、253兆円に10割の利益。0.1%。2530億円くらい。
今回は、2024億円-(金利が付かない253億円+253億円)-(マイナス金利分253億円)=1265億円になったという事のようです。(あってる?)
一部マイナス金利が導入されても、普通の銀行はプラスにはなっているという事です。
私たちが普通銀行に定期預金で預けても0.00X%程度なんですから、
これでも充分高いと思います。
普通の銀行は今まで通りの利益を上げたければ、他に投資するか(国債とか)、手数料を上げたり(ATMとか?)することになります。
(が、手数料を上げるくらいなら一般相応に利益を下げれば良いような気もします。
銀行は簡単に儲け過ぎなのでは?)
普通の銀行は、お金を集めて利益を出そうとしています。
今までは、企業への貸し出しや、各種手数料、日本銀行に預けて利益を出していた部分もあったのが、
一部マイナス金利だと、預けてもマイナス分は、損しますから、企業への貸し出しなどに積極的になるだろうという目論見のようでした。
この銀行から日本銀行のマイナス金利は、2016年2月16日から開始されるようです。
日本銀行は、この方法で、お金を社会に出して、株価を上げて、円安にしたようですが、
思惑とは違う方向に行きました。
すべて思惑や不安や期待で動きます。
普通の銀行が、企業への貸し出しなどに積極的になるかも知れない。
国債を日本銀行は、普通の銀行から高く買う事になるので、普通の銀行全体としてはプラス収益になる可能性がある。(らしい)
(まだ理解できていません。)
住宅ローン・融資の金利が下がる可能性がある。(住宅ローンは、10年国債の利率(長期金利)も参考にしている)
普通の銀行が日本銀行に預けたお金の利息が下がれば、連動する。
それはなぜかというと、普通の銀行が日本銀行に預けたお金がマイナスになって、
その分は、損するから他に
(なぜ普通の銀行が日本銀行に預けたお金の利息が下がれば、住宅ローンも下がるのか?)(まだ理解できていません。)
すべて思惑や不安や期待で動きます。
普通の銀行が、企業への貸し出しをしても借りるとは限らない。
経済が好調でもなく、人口も減る状態で、多くの企業は、借金してまで設備投資するのかが疑問。
銀行関係の株が下がる恐れ。
それに呼応して、他の株の上昇や下降の恐れ。
普通の銀行が損すると思えば、普通の銀行へ、個人が預金する場合の利息が減る恐れ。
もしくは、金利を下げたいと思っていれば、(全体でプラス利益があっても)この機に乗じて、個人が預金する場合の利息が減る恐れ。
(実際、2015年2月に、個人が預金する場合の利息が減る事になった。)
普通の銀行は損した場合、手数料・保険の価格を上げるかも知れない。
日本銀行は、世の中にお金を出すとき、国債を買う。
通常、
金利が高い時は、国債の値段は安くなる。
金利が低い時(マイナス金利とかも含む)は、国債の値段は高くなる。
なぜかというと、
普通の銀行は、日本銀行に預ける一部が、マイナス金利になって、
お金を払わないと行けないなら、その分は解約したりして、
国債を買おうとするらしいです。
すると他の投資家も不安に思って、
比較的安全資産である国債を買ったりします。
すると、国債は売れ、国債は銀行に増え、国債の値段が上がりますが、
国債が売り切れぽくなり、よく売れたので、金利は低くなるようです。
(日本国債先物(10年物)というチャート見ると、
マイナス金利が発表された前日149.60円だったのが、
2016年1月29日に150.59円に急速に、値上がり。
その後も右肩上がり、2016年2月9日には152.06円になっていた。)
(実際、2016年2月9日。
長期金利の新発行の10年国債の利率(長期金利)が過去最低の0%になり、
更に、2016年2月9日。新発行の10年国債の利率が一時マイナス0.005%にもなった。)
2016年2月9日、新発行の10年国債の利率がマイナスになった事で、
投資家に危機感が高まり、株価は下がり、円高になった。
その日、平均株価は900円超も下がる。
・感想など
2016年1月29日、日本銀行総裁が、マイナス金利の会見を開きました。
銀行に預金していたら、お金が取られるの?
とか心配になりましたが、
これは、銀行が持っているお金に対しての事だったようです。
そもそもマイナス金利とはどういうものなのかの覚書です。
・マイナス金利とは?
(預けたら)利息の金利がマイナスになる事。
マイナスという事は、その割合(%分だけ)払わないと行けないという事になります。
仮定の話ですが、
現在、預金者から銀行への金利がスズメの涙ではありますがプラスですが、
もし、マイナスになると、
預けたら手数料を払うという状態のマイナス金利という事になります。
・銀行から日本銀行間のマイナス金利とは?
2016年1月29日、日本銀行総裁が発表した話で起こる事は、こちらの内容になります。
普通の銀行は、預金者とかから預かったお金などを、
融資量に応じて日本銀行の当座預金口座にお金を預ける義務がある。
その当座預金の残高は、2016年1月で253兆円もあるそうです。
(国の一年の予算は、一般会計+特別会計で291兆4420億円くらい。)
そして、金利は、0.1%。(2008年リーマンショックから、安定させる為にこの値になったそうです)
そして、日本銀行は、利子(金利)を付けて、普通の銀行に払っている。
それの金利が今までプラスだったものが、マイナスとなるという事のようです。
これだけ聞くと、
例:
プラス金利だと、
普通の銀行が日本銀行に、253兆円預ける。
金利が0.1%だとする。
普通の銀行は、利子で2530億円貰える。
これが、マイナス金利だと
普通の銀行が日本銀行に、253兆円預ける。
金利がマイナス0.1%だとする。
普通の銀行は、預けたにも関わらず2530億円払う必要がある。
となりますが、
実はそうではなく、
それの金利が今までプラスだったものが、(一部!)マイナスとなるという事のようです。
だから普通の銀行が日本銀行に預けている預金全体ではない。←ここは大事。
今回は、当座預金すべてではなく、その1割程の23兆円が、マイナス0.1%の金利になったという事で、
金融機関が払う金額としては230億円程。
23兆円以外のものは、金利が0%か、プラス0.1%とか。
0%(金利が付かない)も23兆円くらい。
プラス0.1%(今までどおり利子がもらえる)は、全体の8割。206兆円くらい。
普通の銀行が日本銀行に預けている全体が、マイナス金利になったと思われがちだが、
違うという事です。←ここは大事。
今まで、10割に利子が付いていたものから、
8割に金利が付き、金利が付かない1割、マイナスで1割、この分は金利が付かない1割。
当座預金253兆円なら、
今までは、253兆円に10割の利益。0.1%。2530億円くらい。
今回は、2024億円-(金利が付かない253億円+253億円)-(マイナス金利分253億円)=1265億円になったという事のようです。(あってる?)
一部マイナス金利が導入されても、普通の銀行はプラスにはなっているという事です。
私たちが普通銀行に定期預金で預けても0.00X%程度なんですから、
これでも充分高いと思います。
普通の銀行は今まで通りの利益を上げたければ、他に投資するか(国債とか)、手数料を上げたり(ATMとか?)することになります。
(が、手数料を上げるくらいなら一般相応に利益を下げれば良いような気もします。
銀行は簡単に儲け過ぎなのでは?)
普通の銀行は、お金を集めて利益を出そうとしています。
今までは、企業への貸し出しや、各種手数料、日本銀行に預けて利益を出していた部分もあったのが、
一部マイナス金利だと、預けてもマイナス分は、損しますから、企業への貸し出しなどに積極的になるだろうという目論見のようでした。
この銀行から日本銀行のマイナス金利は、2016年2月16日から開始されるようです。
日本銀行は、この方法で、お金を社会に出して、株価を上げて、円安にしたようですが、
思惑とは違う方向に行きました。
・メリット
すべて思惑や不安や期待で動きます。
普通の銀行が、企業への貸し出しなどに積極的になるかも知れない。
国債を日本銀行は、普通の銀行から高く買う事になるので、普通の銀行全体としてはプラス収益になる可能性がある。(らしい)
(まだ理解できていません。)
住宅ローン・融資の金利が下がる可能性がある。(住宅ローンは、10年国債の利率(長期金利)も参考にしている)
普通の銀行が日本銀行に預けたお金の利息が下がれば、連動する。
それはなぜかというと、普通の銀行が日本銀行に預けたお金がマイナスになって、
その分は、損するから他に
(なぜ普通の銀行が日本銀行に預けたお金の利息が下がれば、住宅ローンも下がるのか?)(まだ理解できていません。)
・デメリット
すべて思惑や不安や期待で動きます。
普通の銀行が、企業への貸し出しをしても借りるとは限らない。
経済が好調でもなく、人口も減る状態で、多くの企業は、借金してまで設備投資するのかが疑問。
銀行関係の株が下がる恐れ。
それに呼応して、他の株の上昇や下降の恐れ。
普通の銀行が損すると思えば、普通の銀行へ、個人が預金する場合の利息が減る恐れ。
もしくは、金利を下げたいと思っていれば、(全体でプラス利益があっても)この機に乗じて、個人が預金する場合の利息が減る恐れ。
(実際、2015年2月に、個人が預金する場合の利息が減る事になった。)
普通の銀行は損した場合、手数料・保険の価格を上げるかも知れない。
・国債との関連
日本銀行は、世の中にお金を出すとき、国債を買う。
通常、
金利が高い時は、国債の値段は安くなる。
金利が低い時(マイナス金利とかも含む)は、国債の値段は高くなる。
なぜかというと、
普通の銀行は、日本銀行に預ける一部が、マイナス金利になって、
お金を払わないと行けないなら、その分は解約したりして、
国債を買おうとするらしいです。
すると他の投資家も不安に思って、
比較的安全資産である国債を買ったりします。
すると、国債は売れ、国債は銀行に増え、国債の値段が上がりますが、
国債が売り切れぽくなり、よく売れたので、金利は低くなるようです。
(日本国債先物(10年物)というチャート見ると、
マイナス金利が発表された前日149.60円だったのが、
2016年1月29日に150.59円に急速に、値上がり。
その後も右肩上がり、2016年2月9日には152.06円になっていた。)
(実際、2016年2月9日。
長期金利の新発行の10年国債の利率(長期金利)が過去最低の0%になり、
更に、2016年2月9日。新発行の10年国債の利率が一時マイナス0.005%にもなった。)
・株との関連
2016年2月9日、新発行の10年国債の利率がマイナスになった事で、
投資家に危機感が高まり、株価は下がり、円高になった。
その日、平均株価は900円超も下がる。
・感想など
難しくてよくわからないですが、
また何か知ったら追加する予定です。
記載:2016年02月頃
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