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「マクロ経済スライド」とはなんなんだろう?

☆「マクロ経済スライド」とはなんなんだろう?

2015年、年金絡みでマクロ経済スライドとかいう言葉を聞くようになったんですが、
よくわかっていないので調べた時の覚書です。

合っているかは分からないので、信用しないで下さい。

まず単語をみます。





・「マクロ」とは?


英語では、「macro」。
意味は、「巨大」とか「大きいもの」とか「巨視的」。

多分、ここでは経済学でいうマクロかと思われます。
国の経済活動(家計とか企業とか景気変動とか経済成長なども含む)を
大きい視点で見て、時間的な要素も含めて集計した1つの国の経済全体の動き。

言葉的に逆になるのは、細かいとか言う意味の「ミクロ」。
個別の経済(企業とか家計とかの個別の経済)を扱う。

マクロ経済は、国。
ミクロ経済は、企業とか個別のもの。
について考える経済学かと思われます。

・「スライド」とは?


英語では「slide」。
滑るとか、滑らせるとかいう言う意味で、
何かにしたがって、その数(?)を増やしたり減らしたりする事。

・マクロ経済スライドとは?


上から考えると、
「マクロ経済スライド」=「国の経済状態に合わせて、なにかを増やしたり減らしたりする」。
とかいう事になりそうです。

どこにも年金なんて書いてないけど、最近(2015年)に聞く事は年金の事らしいです。
「マクロ経済スライド」には「年金」という言葉は出て来ませんので、
本来は、「年金のマクロ経済スライド」と言うべきで、
「年金のマクロ経済スライド」=「国の経済状態に合わせて、年金を増やしたり減らしたりする」。
となるかと思います。

その時の社会情勢(人口や寿命とか)に合わせて、
年金の給付額を調整する事。

まだ「年金マクロ経済スライド」の方がわかりやすいかと思うのですが。

しかし、年金自体もマクロ経済に入るような気もするので、
「年金をマクロ経済スライドを考慮して決定する」というのが、理解としては
良いような気もします。

別にマクロ経済スライドは、その意味から、年金だけに使われるとは思えないですが、
インターネットで調べても年金の事って決めつけて出て来ます。

以下は、今有名なんで、年金関係のマクロ経済スライドについて書きます。

とにかく、なぜそうするかというと、
・物価に合わせて年金額を増やすと、現役世代の負担率が高い為
・今の高齢者が受け取っている年金額は、全体の経済から考えると貰い過ぎの為

マクロ経済スライドによる調整率を加えて、
全体に合わせて。
年金支給額を下げる事にしたかったようです。

初めからしとけば? とか思ったりもします。

・これまではどうだったのか?


年金は、賃金や物価の上昇を毎年反映して支給額を増やしたりしていたそうです。
「物価スライド」とかいうらしい。

マクロ経済スライドは、
年金の財政の悪化を避ける為に、
2004年(小泉総理時代)の年金改正で導入されたらしいですが、
なぜかデフレの時は使わないという決め事があったらしく、
(デフレ時は、年金額はちゃんと下げていたのかな?)
デフレであったとされる時期は、できなくて、
2007年に実施する予定が、
2015年4月まで時点では
実施・発動された事はなかったそうです。

で、2015年。
マクロ経済スライドを考えた結果、
被保険者の減少率(被保険者の数)と、年金受取期間(平均)から、
マクロ経済スライド調整率は、0.9%と決めたようです。

2014年は、年金受取額の上昇率は2.3%だったらしいですが、
2015年4月からの年金受取額は2014年度から0.9%増になるらしいです。

厚生年金にも国民年金にも、マクロ経済スライドは適用される。


例えば
これまでは、
年金受取額の上昇率=物価とか賃金上昇率とか(例2.3%)=2.3%。
これからは
物価とか賃金上昇率とか(例2.3%)-マクロ経済スライド調整率(例0.9%)-
過去の物価下落時に年金額を下げなかった払い過ぎの特例措置の解消分(例0.5%)
=0.9%=年金受取額の上昇率。
とかになるそうです。

「過去の物価下落時に年金額を下げなかった払い過ぎの特例措置の解消分」って・・・。
貰った人は、貰い得?
余裕がある人から返金とかしてもらえないのかな?
自主的にでも。わずかな人しか返さないでしょうけど。

ちなみに物価とか賃金上昇率とかが、マクロ経済スライド調整率とかの引く数値より小さければ、
計算上マイナスになりますが、年金額を減らすわけではなく、据え置くそうです。


・マクロ経済スライド調整率を引くのはいつまでか?


最近の年金の状態を考えた場合、2015年からみれば、後30年ぐらい引き続けるそうです。
2045年位まで?
まだ伸びるかも知れません。

・ようするに


このまま物価や賃金上昇に合わせて国が年金を払っていたら、払えないので
物価とかは上がるけど、年金は下げるね。
我慢してね。

という事で、あってるのかな?

・感想など


年金が増えなくて悲しむ人もいるでしょう。
しかし、これは前からですが、
現役世代が払う国民年金保険料は、最近も値上げしたと思いますが、
保険料は、収入が多い人も少ない人も一律です。
収入が多い人には、全然大したことないですが、
収入が少ない人には、かなりの負担になります。
逆進性の高い税金ですね。
払った分だけでも、物価価値を考えて帰ってくるんでしょうか?

日本が景気が良くて、制度がちゃんとしていれば、苦しむ人も減るんでしょうど。






記載:2015年04月頃

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