終戦の日とお盆の関係

☆終戦の日とお盆の関係

ある疑問です。
終戦の日は、8月15日（世界では9月2日とか9月3日）。
お盆は、地域によって異なるかとは思いますが一般的に8月13日、8月14日、8月15日、8月16日の4日間とか。

8月15日は重なる。
これは偶然重なっただけなのか、

お盆は第二次世界大戦前からあったと思うので、偶然か？
それとも、お盆に合わせて終戦したのか、
とちょっと気になった時のメモです。

小さい時は、8月のお盆辺りは、戦争供養（？）とお盆（先祖関係）とかがごっちゃになってました。
同じような時期に、テレビでも過去の戦争の話があるし、お盆の話もあるし、
幽霊特集もあるし。

・お盆はいつからあった？

少なくても日本の元号の１つである「応和」。
西暦961年から964年の「蜻蛉（かげろう）日記」という書物に
お盆の様な記載はあったそうです。

この頃はどうか知りませんが、西暦1873年辺りは、7月15日辺りがお盆だったそうです。

明治6年（西暦1873年）のグレゴリオ暦（新暦）の採用時
（人の感覚で言うと、突然1ヵ月程も日付が進んだ）には、
その当時（1873年）の人は、旧暦、新暦に関係なく、１年（365日）ごとにお盆を行って来たから、
前回の7月15日の365日後にお盆をしようとして、
旧暦の7月15日辺りの時期を、新暦で考えると、8月15日辺り。
そういうわけで、8月15日辺りにお盆を行った地域もあれば、カレンダー通り7月15日辺りで
お盆を行う事にする地域も出てきたようです。

1955年頃に、時の首相、鳩山首相が新生活運動という日常生活向上運動を提案して、
そのお盆の日付を。おそらく支持が多かった8月15日にしたようです。

話はずれましたが、少なくても、
1945年の終戦より前から、お盆がある事になります。

そして、1945年（終戦）時点のお盆は、7月15日頃派と8月15日頃派に分かれていて、
おそらく8月15日頃派が多かったかと思われます。

・終戦をお盆に合わせた可能性

何かをする時に、目標とする行事を決める事はよくある事です。
誕生日までにとか、クリスマスまでにとか、色々ある事でしょう。
日本が近々負けるとわかって、その終戦の発表をお盆辺りにして、
そのまま弔う事にしたのかも知れません。

良い事を決定するには、目標日の設定は言いやすいでしょうけど、
戦争などの場合、その日を目指して、「敗戦」とも言えないでしょうし、
もし、「お盆までに・・・」とか思っていても発表は出来ないでしょうし、
実際はお盆を目安にしたのか、偶然その日だったのかはわかりません。


現在は、「偶然」お盆辺りが終戦だったという意見が、多くを占めているようです。

実際の所は、偶然なのか偶然じゃないのかはわからない、
本当の所を知るすべもおそらくないだろうというのが、私の意見ではあります。






記載：2015年08月頃

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