以上と以下と未満の違い

☆以上と以下と未満の違い

以上、以下、未満。
どこからどこまでというのを、
結構間違える人がいるので（年配の方の方が多い印象）、
書いておきます。

コンピュータプログラムをしている人は、こういうのも必要なんで
あんまり間違いにくいと思いますが、
「「以下」って含むんだっけ？」　とか聞かれたら、
一瞬、「ん？」となったりもしなくもなく。

・以上

その数値も含み、大きい。

例：20歳以上
　　２０歳の人も含んだ、上の年齢の人（２０～∞歳）。

・以下

その数値も含み、小さい。

例：20歳以下
　　２０歳の人も含んだ、下の年齢の人（２０～０歳）。

・未満

その数値は含まなく、小さい。
満たさないと覚えるのが良いかも。

例：20歳未満
　　２０歳の人は含まない、下の年齢の人（１９～０歳）。

・超過

これは、スピードとか荷物の重さとかしかで、
普段は、あんまり使わないと思いますが、意味的には、

その数値は含まなく、大きい。

例：20歳超（こんな言葉は言わないでしょうが）
　　２０歳の人は含まない、上の年齢の人（２１～∞歳）。

・反対語の不思議

「以下」の反対語は「以上」。
「未満」の反対語は「超過」。

というのが一般的です。
でもこれだと重複か、その数値は含まれない事になります。
例：20歳以上（２０～∞歳）。
　　20歳以下（２０～０歳）。
20歳が重複。

例：20歳未満（１９～０歳）。
　　20歳超（２１～∞歳）。
20歳がない。


入る範囲を考えて、「まったく別の物」という意味の反対なら、

「以上」の反対は、どちらかといえば「未満」のような気がします。
例：20歳以上（２０～∞歳）。
　　20歳未満（１９～０歳）。

同じく「以下」の反対は、「超過」。
例：20歳以下（２０～０歳）。
　　20歳超（２１～∞歳）。

重複も抜けもない。

これの方が、なんかスッキリします。

でも、国語のテストで反対語を書けと言われたら、
「以下」の反対語は「以上」
「未満」の反対語は「超過」
でないと×になる事でしょう。





記載：2015年01月頃

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