世論は「せろん」「よろん」、どっちで読むのか?
☆世論は「せろん」「よろん」、どっちで読むのか?
いつも読んだら良いかわからなくなる「世論」という字。
「せろん」とも「よろん」とも聞くような気がする。
「世界」せかい。
「世の中」よのなか。
「世」はどっちでも読める。
「せろん」の場合、意味は、
辞書(新世紀ビジュアル大辞典)で調べると、
「世間一般に支配的な意見」
「輿論 よろん」ともある。
輿論=世の中の多くの人の意見。
「よろん」の場合、意味は、
「世間で一般に行われている議論」
「せろん」ともある。
どっちも、どっちの事も書いてあるようで、
よくわからない。
また「世論」は、「せいろん」とも読むらしい。
「世論調査」を調べると、
「せろんちょうさ」とあり、その説明には、
「よろんちょうさ」とも書いてある。
ただし、「よ」のページには、「よろんちょうさ」はない。
どっちで読んだら良いかわからなくなりました。
そこで、少し調べてみた覚書です。
昔の辞書(190X年)には、「輿論」とはあっても「世論」とはなかったそうです。
「輿論」の読み方は、「よろん」。
大正の頃には、ある論文によると「輿論」「世論」がちゃんと区別されていて、
「輿論(よろん)」=理性的討議による市民の合意的、公的な意見
「世論(せろん、せいろん)」=情緒的な私的感情とか世間のムード 大衆の共感
みたいに意味がわかれていたそうです。
参考:京都大学の佐藤卓己さんという方の論文
「メディア研究における総力戦体制 : 言論統制から世論調査へ
(教育史研究のメディア論的展開,(2)シンポジウム,II 教育史学会第49回大会記録)」
で、いつの間か、
「輿論」→「世論」と漢字の書き換えになったようです。
現在は、明確に分けられて使われているとは思えませんが。
そこで考えました。
テレビで「世論調査」調査をしたものが発表されたりしていますが、
別に聞かれた人が、電話前で、討議しているわけでもない。
聞かれている内容は、「あなたの意見は?」だと思われます。
なので、私的感情なので、「世論(せろん、せいろん)」。「せろんちょうさ」というのが多分本来の意味では正しくて、
「あなたの意見は?」レベルの物は、「せろん」である方が近いのではないでしょうか。
また、「世論」は、報道で政治とかの話になるとよく使われます。
そう考えると、
日本は、間接民主制なので、国民が直接、政治的な意見を言って討論する事はあまり日常にはないかと思います。
主義主張で取引先ともめると問題からでしょうか、サラリーマンの酒の席ではそういう話はタブーとも聞いた事すらあります。
(そうは思いませんが。)
ならば、国民の理性的討議なんか行う事も少なくて、
私的な意見が多くなって「せろん」に近いのが今の「世論」のような気がしてきました。
飲み会などでも、理性的討議している人達には「よろん」なのかも知れません。
なので本当は、その行動によって「せろん」「よろん」と読み方を使い分けるのが正しいのかも知れません。
まあ、別にどちらが正しいとか別にどっちでも良いのかも知れませんが、
現代に関して言えば、「世論」は、理性的に討議する人が少ないので、
「せろん」>「よろん」。
「せろん」という読みが近いのかも知れません。
ですが、「世論」をどちらで読むかと聞くと
ほとんど「よろん」と読むらしいです。
みなさんはどっち派ですか?
記載:2014年11月頃
いつも読んだら良いかわからなくなる「世論」という字。
「せろん」とも「よろん」とも聞くような気がする。
「世界」せかい。
「世の中」よのなか。
「世」はどっちでも読める。
「せろん」の場合、意味は、
辞書(新世紀ビジュアル大辞典)で調べると、
「世間一般に支配的な意見」
「輿論 よろん」ともある。
輿論=世の中の多くの人の意見。
「よろん」の場合、意味は、
「世間で一般に行われている議論」
「せろん」ともある。
どっちも、どっちの事も書いてあるようで、
よくわからない。
また「世論」は、「せいろん」とも読むらしい。
「世論調査」を調べると、
「せろんちょうさ」とあり、その説明には、
「よろんちょうさ」とも書いてある。
ただし、「よ」のページには、「よろんちょうさ」はない。
どっちで読んだら良いかわからなくなりました。
そこで、少し調べてみた覚書です。
昔の辞書(190X年)には、「輿論」とはあっても「世論」とはなかったそうです。
「輿論」の読み方は、「よろん」。
大正の頃には、ある論文によると「輿論」「世論」がちゃんと区別されていて、
「輿論(よろん)」=理性的討議による市民の合意的、公的な意見
「世論(せろん、せいろん)」=情緒的な私的感情とか世間のムード 大衆の共感
みたいに意味がわかれていたそうです。
参考:京都大学の佐藤卓己さんという方の論文
「メディア研究における総力戦体制 : 言論統制から世論調査へ
(教育史研究のメディア論的展開,(2)シンポジウム,II 教育史学会第49回大会記録)」
で、いつの間か、
「輿論」→「世論」と漢字の書き換えになったようです。
現在は、明確に分けられて使われているとは思えませんが。
そこで考えました。
テレビで「世論調査」調査をしたものが発表されたりしていますが、
別に聞かれた人が、電話前で、討議しているわけでもない。
聞かれている内容は、「あなたの意見は?」だと思われます。
なので、私的感情なので、「世論(せろん、せいろん)」。「せろんちょうさ」というのが多分本来の意味では正しくて、
「あなたの意見は?」レベルの物は、「せろん」である方が近いのではないでしょうか。
また、「世論」は、報道で政治とかの話になるとよく使われます。
そう考えると、
日本は、間接民主制なので、国民が直接、政治的な意見を言って討論する事はあまり日常にはないかと思います。
主義主張で取引先ともめると問題からでしょうか、サラリーマンの酒の席ではそういう話はタブーとも聞いた事すらあります。
(そうは思いませんが。)
ならば、国民の理性的討議なんか行う事も少なくて、
私的な意見が多くなって「せろん」に近いのが今の「世論」のような気がしてきました。
飲み会などでも、理性的討議している人達には「よろん」なのかも知れません。
なので本当は、その行動によって「せろん」「よろん」と読み方を使い分けるのが正しいのかも知れません。
まあ、別にどちらが正しいとか別にどっちでも良いのかも知れませんが、
現代に関して言えば、「世論」は、理性的に討議する人が少ないので、
「せろん」>「よろん」。
「せろん」という読みが近いのかも知れません。
ですが、「世論」をどちらで読むかと聞くと
ほとんど「よろん」と読むらしいです。
みなさんはどっち派ですか?
記載:2014年11月頃
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