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「全力を尽くす」という言葉がどうも信用できなかった事について

☆「全力を尽くす」という言葉がどうも信用できなかった事について

政府の発表とかで、災害時などの際「〇〇に全力を尽くす」とか
「〇〇する事に全力を尽くす」という言葉をよく聞くのですが、
どうもこの言葉が信用できないと思って、考えたり調べたりした覚書です。

まあ、別にどうでも良いことなのかも知れませんので、
短気な人は見ないで下さい。






・意味を考える


まず、「全力を尽くす」という意味を考えてみます。

まず、「全力」。
大辞林によると、「全力」とは、
「出しうる限りの力。ありったけの力」とあります。

そして、「尽くす」。
デジタル大辞泉によると、「尽くす」とは、
「そのことのために全部を使ってしまう。ある限りを出しきる」。

2つとも全部とある限りという別の意味があり、
これらを合わせると、「全力を尽くす」は、

「出しうる限りの力を全部使う」。
「ありったけの力を全部使う」。
となるかと思います。

「全力を尽くす」を、この2パターンで書くと、
意味が違って来ます。


「出しうる限りの力を全部使う」の
「出しうる」。
これを分解すると、
でき=可能
うる=推定
という意味になるそうです。

要約すると、
「可能な限りの力を全部使う」
という事になりそうです。


「可能な限りの力を全部使う」。
「ありったけの力を全部使う」。
では、意味が違ってしまうかと思います。


ある人が100の力を持っていたとして、
「ありったけの力を全部使う」では、100の力すべてを出し切る。

「可能な限りの力を全部使う」では、100の力はあるが、その中の出来るだけ出せる力の部分を使う。
となり、それは、1から100までの力のどれかになる。

かと思います。

・政府などが使う「全力を尽くす」の場合


例えば、政府や会社などが使う場合。

政府には、その対象の他にも色々するべき事があって、
上でいう「ありったけの力を全部使う」の100では困ります。

こう考えると、その言葉は、思ってもいない事を口だけで言っているような気がして、ウサンクサク思えます。

「可能な限りの力を全部使う」。
という意味にとるべきなんでしょう。

考えてみると、
政府が言う「全力を尽くす」という言葉が信用できないなと思ってはいたものの、
「可能な限りの力を全部使う」という意味の方では、問題がないのはわかりました。

・個人が50m走などで「全力を尽くす」の場合


個人が50m走などで「全力を尽くす」という場合、
ある人が100の力を持っていたとして、
「ありったけの力を全部使う」では、100の力すべてを出し切る。
これは、ほぼ問題ないだろうと思います。

「可能な限りの力を全部使う」。
「ありったけの力を全部使う」。
どちらでも問題ないかと思います。

・結局


結局、「全力を尽くす」という言葉は、
少なくても2つの意味があって、

「可能な限りの力を全部使う」。
「ありったけの力を全部使う」。

聞いた人が、どちらでとるかによって、「全力を尽くす」の意味が変わってしまうので、
政府や会社やおおやけの発表などで使う時には、
「全力を尽くす」というのは、避けた方が無難だと感じました。

少し長いですが、素直に、
「可能な限りの力を全部使う」
と、いうべきなんだろうな、と思います。
聞く人によっては、弱く聞こえるのかな?

それなら、
どちらの意味を使うかハッキリさせて、素直に、
「可能な限り、全力を尽くす」
「できうる限りの、全力を尽くす」
とか、いうべきなんだろうな、と思います。


どうでも良いことなんでしょうけど、気になってしまうのでした。





記載:2017年07月頃

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