なぜ竜巻が発生するのかと、その規模
☆なぜ竜巻が発生するのかと、その規模
竜巻は、英語でトルネードという。
まだ発生の詳しいメカニズムは分かっていないようです。
下は、1つの推測です。
発生条件:上空の気温が-20℃くらいで乾燥。
地上は温めで湿りぎみ。25℃とか。
上空の空気との温度差が大きい場合。
①地上と上空の温度差があると、地上の温い空気が上昇する。(上昇気流とかいう)
②地上の空気が上昇したら、上空の空気とぶつかり雲が出来る。
③「①」から「②」が繰り返されると雲が成長して、積乱雲とかいう名前になる。
④積乱雲になってしまうと、この雲からは激しい雨や風、雷が発生する。
⑤地上付近の空気が何らかの理由で回転。
⑥その空気は回転しながら積乱雲に向かってまた上昇。
⑦「⑤」から「⑥」が繰り返されると回転する円が大きくなって行く。竜巻に。
⑧「⑦」が多いとすごい竜巻になる。
「積乱雲」が大きくなると「スーパーセル」というカタカナ名でも呼ばれる。
多くは海上で発生して沿岸部で見られるが、陸上でも発生する。
陸上での発生は、関東地方(広い平野)が多い。
広い平らのところ程、竜巻は長時間続く。
高い山などがあれば、障害物となり竜巻が壊れやすいので短時間でなくなったりもする。
「Fスケール(藤田スケール)」で表される。
竜巻の強さというよりは、被害の大きさを現す単位。
規模は、「F0」(弱)~「F6」(強)まである。
各値の目安
「F0」:風速17~32m/s 木が折れたり、煙突が折れたり
「F1」:風速33~49m/s 屋根がはがれる
「F2」:風速50~69m/s 木が倒れたり、家自体も危険(猛烈な台風レベルの風速)
「F3」:風速70~92m/s 頑丈な家も倒壊、列車脱線
「F4」:風速93~116m/s 車が飛ぶ、家も飛ぶ
「F5」:風速117~142m/s 大型トラックも飛ぶ
「F6」:風速142~169m/s 壊滅的
1999年 愛知県豊中市:F3規模発生
2006年 北海道佐呂間町:F3規模発生
2012年 茨城県つくば市:F2~F3規模?
2013年5月20日 アメリカ・オクラホマ州 風速100m/s以上 大きさ2.1km F5規模?
移動する速さは、時速30kmから100km(一昔前の新幹線)とか・・・。
早すぎます。
1994年から2014年では、
1位が9月 100件ほど。
2位が10月 70件ほど。
3位が8月。40件ほど。
4位が11月。40件ほど。
5位が7月。35件ほど。
一番少ない月は、3月で10件ほど。
夏の終わりから秋付近が一番多いようです。
気象庁によれば、
2008年:172件
2009年:128件
2010年:490件
2011年:589件
2012年:597件
2013年:606件
2014年:604件
と、近年、竜巻注意情報が出された件数は多くなっている模様です。
2013年9月2日に起きた国内最大級の埼玉・千葉の巨大竜巻の例を書いておきます。
埼玉県の越谷市の最高気温は34℃。例年より3.5℃上回る。
高度6000mの気温は、-6℃。地表は34℃。気温差が40℃。
竜巻が発生しやすいとされる条件である。
上空の空気と地表の気温差が大きかったといえる。
午後2時ごろ。
埼玉の都市部で竜巻が発生。
少なくても竜巻発生前の5分前には、巨大な積乱雲(スーパーセル)が目撃されている。
竜巻は、時速40km程で進んだ。
竜巻の推定ルートは、埼玉県の越谷市から千葉県の野田市。およそ10km程。
電柱や屋根瓦、家を吹き飛ばし、怪我人60人以上・建物被害500棟以上、全壊10棟超を出した。
強すぎて早すぎるので、人間では、無力なのかも知れませんが・・・。
・急に空が黒くなったり、怪しい雲(積乱雲)があれば、外に極力出ない等、気を付ける。
・発生したら小さくなって頑丈な物陰に隠れる(隠れる場所が難しい)。(柱が密集するトイレとか?)
等しか出来ないのかも知れません。
どこで起きるか分かりません。予測も難しいそうです。
(例:2011年に竜巻注意情報を発令したのは589回。そのうち実際に発生したのは8回。
割合にすると「発生前に分かったのはだいたい1%」。
もちろんそれ以外で発生した竜巻もあるでしょう。分からないだけで)
強い竜巻が発生した状態では、雨に濡れた本でも、ビニール傘でも、
窓に使われたりする厚さ3mmのガラスを突き破るそうです。
ガラスの近くは危険。
壁は、飛んできた瓦で穴が開くことも。
気象庁の竜巻等のデータベース
近年どこで竜巻が起こったとかの画像(気象庁)
地球温暖化で、今世紀末には、竜巻が発生しやすい待機状態が2倍から3倍に増える可能性があるそうです。
記載:2012年05月頃
追記:2014年10月頃
追記:2015年11月頃
竜巻は、英語でトルネードという。
・竜巻発生の推測
まだ発生の詳しいメカニズムは分かっていないようです。
下は、1つの推測です。
発生条件:上空の気温が-20℃くらいで乾燥。
地上は温めで湿りぎみ。25℃とか。
上空の空気との温度差が大きい場合。
①地上と上空の温度差があると、地上の温い空気が上昇する。(上昇気流とかいう)
②地上の空気が上昇したら、上空の空気とぶつかり雲が出来る。
③「①」から「②」が繰り返されると雲が成長して、積乱雲とかいう名前になる。
④積乱雲になってしまうと、この雲からは激しい雨や風、雷が発生する。
⑤地上付近の空気が何らかの理由で回転。
⑥その空気は回転しながら積乱雲に向かってまた上昇。
⑦「⑤」から「⑥」が繰り返されると回転する円が大きくなって行く。竜巻に。
⑧「⑦」が多いとすごい竜巻になる。
「積乱雲」が大きくなると「スーパーセル」というカタカナ名でも呼ばれる。
多くは海上で発生して沿岸部で見られるが、陸上でも発生する。
陸上での発生は、関東地方(広い平野)が多い。
広い平らのところ程、竜巻は長時間続く。
高い山などがあれば、障害物となり竜巻が壊れやすいので短時間でなくなったりもする。
・竜巻の強さ
「Fスケール(藤田スケール)」で表される。
竜巻の強さというよりは、被害の大きさを現す単位。
規模は、「F0」(弱)~「F6」(強)まである。
各値の目安
「F0」:風速17~32m/s 木が折れたり、煙突が折れたり
「F1」:風速33~49m/s 屋根がはがれる
「F2」:風速50~69m/s 木が倒れたり、家自体も危険(猛烈な台風レベルの風速)
「F3」:風速70~92m/s 頑丈な家も倒壊、列車脱線
「F4」:風速93~116m/s 車が飛ぶ、家も飛ぶ
「F5」:風速117~142m/s 大型トラックも飛ぶ
「F6」:風速142~169m/s 壊滅的
1999年 愛知県豊中市:F3規模発生
2006年 北海道佐呂間町:F3規模発生
2012年 茨城県つくば市:F2~F3規模?
2013年5月20日 アメリカ・オクラホマ州 風速100m/s以上 大きさ2.1km F5規模?
移動する速さは、時速30kmから100km(一昔前の新幹線)とか・・・。
早すぎます。
・竜巻の月別発生確認数で、竜巻発生が多い月
1994年から2014年では、
1位が9月 100件ほど。
2位が10月 70件ほど。
3位が8月。40件ほど。
4位が11月。40件ほど。
5位が7月。35件ほど。
一番少ない月は、3月で10件ほど。
夏の終わりから秋付近が一番多いようです。
・竜巻注意情報の件数
気象庁によれば、
2008年:172件
2009年:128件
2010年:490件
2011年:589件
2012年:597件
2013年:606件
2014年:604件
と、近年、竜巻注意情報が出された件数は多くなっている模様です。
・2013年の埼玉・千葉の巨大竜巻
2013年9月2日に起きた国内最大級の埼玉・千葉の巨大竜巻の例を書いておきます。
埼玉県の越谷市の最高気温は34℃。例年より3.5℃上回る。
高度6000mの気温は、-6℃。地表は34℃。気温差が40℃。
竜巻が発生しやすいとされる条件である。
上空の空気と地表の気温差が大きかったといえる。
午後2時ごろ。
埼玉の都市部で竜巻が発生。
少なくても竜巻発生前の5分前には、巨大な積乱雲(スーパーセル)が目撃されている。
竜巻は、時速40km程で進んだ。
竜巻の推定ルートは、埼玉県の越谷市から千葉県の野田市。およそ10km程。
電柱や屋根瓦、家を吹き飛ばし、怪我人60人以上・建物被害500棟以上、全壊10棟超を出した。
・竜巻対策
強すぎて早すぎるので、人間では、無力なのかも知れませんが・・・。
・急に空が黒くなったり、怪しい雲(積乱雲)があれば、外に極力出ない等、気を付ける。
・発生したら小さくなって頑丈な物陰に隠れる(隠れる場所が難しい)。(柱が密集するトイレとか?)
等しか出来ないのかも知れません。
どこで起きるか分かりません。予測も難しいそうです。
(例:2011年に竜巻注意情報を発令したのは589回。そのうち実際に発生したのは8回。
割合にすると「発生前に分かったのはだいたい1%」。
もちろんそれ以外で発生した竜巻もあるでしょう。分からないだけで)
強い竜巻が発生した状態では、雨に濡れた本でも、ビニール傘でも、
窓に使われたりする厚さ3mmのガラスを突き破るそうです。
ガラスの近くは危険。
壁は、飛んできた瓦で穴が開くことも。
・その他情報
気象庁の竜巻等のデータベース
近年どこで竜巻が起こったとかの画像(気象庁)
地球温暖化で、今世紀末には、竜巻が発生しやすい待機状態が2倍から3倍に増える可能性があるそうです。
記載:2012年05月頃
追記:2014年10月頃
追記:2015年11月頃
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その為、ちょっと書き込みから表示までに時間がかかってしまいます。ご了承下さい。
<No.17> 名無しさん
参考になりました
(2015/03/10)
<No.16> GEIRU
とても分かりやすいです
(2014/08/24)
<No.15> はっすぃー
役に立ちました
(2014/08/23)
<No.14> \\\
分りやすく、とても参考になりました。
ありがとうございます
(2014/08/20)
<No.13> アンマー
参考になりました。
くゎっちーさびたん
(2014/08/20)
<No.12> 名無しさん
参考になりました!!!
(2014/08/18)
<No.10> まつゆう
ありがとうございます!!!
(2014/08/18)
<No.8> のんのんくん
自由研究でたつまきについて調べていたので、とても参考になりました。私の調べたいことがほとんどのっていたので助かりました。
ありがとうございました。
(2014/08/10)
<No.7> キド
あのーこの発生状況を使ってミニ竜巻とかってできますか??
(2014/08/10)
<No.4> いいね
いいね
(2013/09/27)
<No.3> 管理者
書き込みありがとうございます。
アメリカのトルネード、映画とかでは観ていて
オソロシイなあと思ってはいるんですが、
実際見たらすごいんでしょうね。
その辺は、地下の竜巻シェルターとかもあるんでしょうね。
広い平野が多いと、竜巻は大きくなりやすいと聞きます。
都会の方では障害物が多いので、竜巻が発達しにくんでしょうかね。
>富士山に守られている地域です。
富士山には、そういう効能(というのかな?)もあるんですね。
上空の空気との温度差が小さくなるのかな?
箱根山は、2月頃、とても小さい範囲での局地的な大きな地震があって
ロープウェイとかが止まったそうですね。
ニュースで見たような気がします。
噴火の前兆? とか言われていたと思うので私も心配です。
(2013/09/03)
<No.2> ひかる
以前アメリカのミッシガン州で生活していた時、毎日のようにTVニュースでトルネード被害の報告
がありました。スケールが違います「雨の様に襲い掛かる雷の稲光 スクールバスが枯葉のごとく舞い上がる竜巻の被害です」。ところがそれらの殆どがインディアナ州から南な中部地帯に限定しているように思えたのです。つまり、比較的山が少なく平野部が多い、乾燥して寒暖の差が大きい、地球の自転速度を阻害する物が無い、等の違いが影響しているのかな?
今私が住んでいる静岡県東部は世界文化遺産の富士山に守られている地域です。
大きな地震も無く「それは富士山の厚い溶岩層があるので水に浮いた筏のように実際の揺れを吸収してくれているのかも知れません。富士山の水は三島に出るまでに350年かかるといわれています。それ程莫大な地下水が静岡県東部にはあるのです、
つまり、熱収支が大きく夏涼しく、冬暖かい気候になっているのです。そのためか?竜巻 豪雨の
話はあまり聞いた事がありません」
むしろ 箱根山の噴火により芦ノ湖が外輪山を突き破り 静岡県東部地区を襲い掛かる事が心配です。
独り言を聞いて戴きありがとうございました。
(2013/09/03)
<No.1> BAKATESU
役にたちました。
(2013/08/21)
参考になりました
(2015/03/10)
<No.16> GEIRU
とても分かりやすいです
(2014/08/24)
<No.15> はっすぃー
役に立ちました
(2014/08/23)
<No.14> \\\
分りやすく、とても参考になりました。
ありがとうございます
(2014/08/20)
<No.13> アンマー
参考になりました。
くゎっちーさびたん
(2014/08/20)
<No.12> 名無しさん
参考になりました!!!
(2014/08/18)
<No.10> まつゆう
ありがとうございます!!!
(2014/08/18)
<No.8> のんのんくん
自由研究でたつまきについて調べていたので、とても参考になりました。私の調べたいことがほとんどのっていたので助かりました。
ありがとうございました。
(2014/08/10)
<No.7> キド
あのーこの発生状況を使ってミニ竜巻とかってできますか??
(2014/08/10)
<No.4> いいね
いいね
(2013/09/27)
<No.3> 管理者
書き込みありがとうございます。
アメリカのトルネード、映画とかでは観ていて
オソロシイなあと思ってはいるんですが、
実際見たらすごいんでしょうね。
その辺は、地下の竜巻シェルターとかもあるんでしょうね。
広い平野が多いと、竜巻は大きくなりやすいと聞きます。
都会の方では障害物が多いので、竜巻が発達しにくんでしょうかね。
>富士山に守られている地域です。
富士山には、そういう効能(というのかな?)もあるんですね。
上空の空気との温度差が小さくなるのかな?
箱根山は、2月頃、とても小さい範囲での局地的な大きな地震があって
ロープウェイとかが止まったそうですね。
ニュースで見たような気がします。
噴火の前兆? とか言われていたと思うので私も心配です。
(2013/09/03)
<No.2> ひかる
以前アメリカのミッシガン州で生活していた時、毎日のようにTVニュースでトルネード被害の報告
がありました。スケールが違います「雨の様に襲い掛かる雷の稲光 スクールバスが枯葉のごとく舞い上がる竜巻の被害です」。ところがそれらの殆どがインディアナ州から南な中部地帯に限定しているように思えたのです。つまり、比較的山が少なく平野部が多い、乾燥して寒暖の差が大きい、地球の自転速度を阻害する物が無い、等の違いが影響しているのかな?
今私が住んでいる静岡県東部は世界文化遺産の富士山に守られている地域です。
大きな地震も無く「それは富士山の厚い溶岩層があるので水に浮いた筏のように実際の揺れを吸収してくれているのかも知れません。富士山の水は三島に出るまでに350年かかるといわれています。それ程莫大な地下水が静岡県東部にはあるのです、
つまり、熱収支が大きく夏涼しく、冬暖かい気候になっているのです。そのためか?竜巻 豪雨の
話はあまり聞いた事がありません」
むしろ 箱根山の噴火により芦ノ湖が外輪山を突き破り 静岡県東部地区を襲い掛かる事が心配です。
独り言を聞いて戴きありがとうございました。
(2013/09/03)
<No.1> BAKATESU
役にたちました。
(2013/08/21)
暑さの一番の原因はなんだと思いますか?
あなたの支持する政党はどの党ですか?
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