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「さい帯血」とは、何なのか?

☆「さい帯血」とは、何なのか?

2016年8月。さい帯血を許可なく使った? とかで逮捕とかいうニュースがありました。

さい帯血というのが、何なのか知らなかったので覚書です。





・さい帯とは?


哺乳動物の胎児と胎盤を繋いでいるひも状の器官。
中に2本の動脈と、1本の静脈がある。

へその緒の事になる。
長さは、約50cm(成熟胎児)。

漢字では、「臍帯」と書く。
「せいたい」とも言う。

・さい帯血とは?


さい帯を流れる血液。

胎児は、さい帯を流れる血液で、胎盤へ老廃物を送ったり、母体からの栄養素や酸素等を受けとる。

さい帯血中には、造血幹細胞という、普通は、骨髄に存在していて、赤血球や白血球や血小板を作る元になっている細胞が含まれているそうです。

この細胞は、白血病や悪性リンパ腫などの治療効果があるそうです。

更に、さい帯血に含まれる細胞が、ガン細胞を内側から破壊する現象が、2010年に発見されたらしく、
これ等の事からも、再生医療に期待されているそうだが、研究段階のようです。

臍帯血幹細胞を培養して、そこから出来るものを薬剤にして、注射したりして、美容にも使われているらしい。

ただ、実際効果があるのかは、研究段階。
白血病や悪性リンパ腫など血液がんの治療に使用され、治療成果は出てはいるそうではある。

子供が、安全性が確保されていない、さい帯血の投与で、感染症などを引き起こす可能性は大人よりも高いと言われる。

・さい帯血は、どうやって集めているのか?


赤ちゃんが生まれた直後に、さい帯は、わずかの長さを残して、切られます。
不要となったさい帯は、通常は廃棄。

しかし、色々な治療に有効ではないかと思う人が、
公的バンクなどに無償提供したりする。

このさい帯や胎盤の中には、わずかに血が残されているので、それに注射針を刺し吸い取り、集めているようです。
ただ、公的バンクは、誰に使われるかは、指定できないそうです。

ですが、お金を払う事(10年間で20~30万くらい)で、
民間のさい帯血バンクに、保存して、その本人や兄弟や肉親が、将来に必要な場合に保存するという事が、
可能なようです。

・これが悪用された例


2016年8月に悪用された例が起こってしまったようです。

2016年8月時点。
他人の幹細胞を使った再生医療をする場合は、事前に国に届けるように義務づけられているようです。
ただ、乳がんなど特定の27疾病の治療目的の場合は、原則不要としているそうです。
それを、美容目的やがん治療だったのに、特定の27疾病として、無届で投与した容疑のようです。

2009年に、民間のさい帯血バンクが破産。
それが、民間のクリニックなどに流れたようです。
容疑者は、高値や仲介料などで荒稼ぎしたようです。

倒産時の管理に、ちゃんとした法が、出来ていないのも問題の1つでしょう。

・感想など


もし、これが有用だとして、病気などではなく、美容目的に使うのはどうだろうかと思ってしまいます。
また、民間のさい帯血バンクへの法的な規制(今回は、倒産時の想定)がしっかりしていないようですので、
法に不足点があるようで、誰かの特定の利益の人の為に、抜け道をわざと作った法だったのかも知れません。

法は、これだと思うのですが、
「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」。
これは、民主党の野田政権の時代に、
2012年6月に、自民党、公明党、共産党、新党改革の野党4党で参議院に提出されたようで、
2012年9月に全会一致で可決、その後、施行されているようですが。







記述:2017年08月頃

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