日本の東西での電気の周波数の違い(電源周波数)
☆日本の東西での電気の周波数の違い(電源周波数)
2011年の東日本大震災の後、全国の原子力発電所の停止で、主に火力発電に頼ることになり、
今まで原子力発電に頼っていた電力会社の方針があり、火力発電は少なく、節電の必要が騒がれました。
思えば、特に節電を気にし始めたのはこの頃からでした。
その際、電気の周波数が、日本の東と西の地域で違う為、電気を融通しあえない事が問題になりましたが、
今も状況は変わっていないようです。
違いなどの覚書をしておきます。
東京電力などの東日本は、50Hz。
関西電力や中部電力などの西日本は、60Hz。
詳細:
50Hz地区:北海道電力・東北電力・東京電力
60Hz地区:中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力
混合地区:中部電力
ここでいう「Hz」を簡単に書くと、
電力会社から来る電気は、プラスとマイナスが、コロコロ切り替わる「交流」という方法で届きます。
切り替わる回数が、1秒間に50回なら、50Hz。60回なら、60Hzということになります。
こういうのを「電源周波数」と言います。
そういうわけで、一般家庭に供給されて、家庭のコンセントから取るのは、「交流」。
ちなみに電池とかバッテリーは、「直流」。
その違いのある電気を、そのまま双方を電線で繋いでも、電気は送れません。
統一するのは、発電所の周波数を変えれば良いというだけではなく、
工場などのモーターなどの機器も、切り替えないといけない。
ある周波数で動く物を、別の周波数に換えると、機械の動きがおかしくなったり、故障したりする。
家庭の製品は、昔はどちらの地域でしか使えない冷蔵庫や電子レンジなどが多かったが、
今は、両方周波数に対応する為の、モーターの周波数を切り変えられる「インバーター」が内蔵された製品が多くなったそうで、問題は少ないように思われる。
(使えないものもあり、両方使えない製品は、火災の原因となったりするので注意。)
電気製品には50Hzか60Hzとか、50/60Hzとか、片方だけのHzが、表示されています。
ただ、わかりにくい所に表示されていたりする機器もある。
同じ機械なら60Hzで使う方が出力が大きくなるそうな。
要は、産業などの会社が、周波数の変更によるコストが莫大になるのでしたくないという事のようです。
新潟県の糸魚川と、静岡県の富士川を結ぶ線辺り。
混在する地域もあるらしい。
明治時代に、発電機を輸入したのですが、その規格が違ったからです。
今の東京電力に当たる会社は、元もとは、直流で流していたのですが、交流に換えることになり、ドイツから輸入。50Hz。
今の関西電力に当たる会社は、アメリカから輸入。60Hz。
ほとんどの国は、統一されていて、日本がめずらしく統一されていない。
統一されていない国(50Hz・60Hz併用)
・アフガニスタン
・アフリカの多く
・旧オランダ領アンティル
・インド
・スリナム
・パキスタン
・日本!
2011年の東日本大震災の前には、4回、統一の検討はされた。
1945年の戦後の復興時に、60Hzに統一しようとしたが、復興が早く、行わなかった。
それでも周波数の違いを気にしている人はいて、
1965年に、周波数の違いの境界の地域で、世界初の周波数の変換所(変電所)が1つ出来た。
ただ、これで、すべての電気を流し合えるわけではなく、建設に1000憶円もかかるらしく、
火力発電所が作れるそうで、今では3か所あるが、普及はしていない模様。
2011年の東日本大震災までは、約103万KW程の電気は、融通し合えたが、その後の2013年に、
120万kWと増やした。
初めにフォーマットや規約を、統一しなかった出来なかった障害の悪い見本なんでしょう。
日本での初期の携帯電話のガラパゴス化は、それなりに良い点はありましたが、
電気に良い点は、ないような気がします。
記載:2018年02月頃
2011年の東日本大震災の後、全国の原子力発電所の停止で、主に火力発電に頼ることになり、
今まで原子力発電に頼っていた電力会社の方針があり、火力発電は少なく、節電の必要が騒がれました。
思えば、特に節電を気にし始めたのはこの頃からでした。
その際、電気の周波数が、日本の東と西の地域で違う為、電気を融通しあえない事が問題になりましたが、
今も状況は変わっていないようです。
違いなどの覚書をしておきます。
・日本の東西で電気の周波数が違う
東京電力などの東日本は、50Hz。
関西電力や中部電力などの西日本は、60Hz。
詳細:
50Hz地区:北海道電力・東北電力・東京電力
60Hz地区:中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力
混合地区:中部電力
ここでいう「Hz」を簡単に書くと、
電力会社から来る電気は、プラスとマイナスが、コロコロ切り替わる「交流」という方法で届きます。
切り替わる回数が、1秒間に50回なら、50Hz。60回なら、60Hzということになります。
こういうのを「電源周波数」と言います。
そういうわけで、一般家庭に供給されて、家庭のコンセントから取るのは、「交流」。
ちなみに電池とかバッテリーは、「直流」。
その違いのある電気を、そのまま双方を電線で繋いでも、電気は送れません。
統一するのは、発電所の周波数を変えれば良いというだけではなく、
工場などのモーターなどの機器も、切り替えないといけない。
ある周波数で動く物を、別の周波数に換えると、機械の動きがおかしくなったり、故障したりする。
家庭の製品は、昔はどちらの地域でしか使えない冷蔵庫や電子レンジなどが多かったが、
今は、両方周波数に対応する為の、モーターの周波数を切り変えられる「インバーター」が内蔵された製品が多くなったそうで、問題は少ないように思われる。
(使えないものもあり、両方使えない製品は、火災の原因となったりするので注意。)
電気製品には50Hzか60Hzとか、50/60Hzとか、片方だけのHzが、表示されています。
ただ、わかりにくい所に表示されていたりする機器もある。
同じ機械なら60Hzで使う方が出力が大きくなるそうな。
要は、産業などの会社が、周波数の変更によるコストが莫大になるのでしたくないという事のようです。
・どの地域辺りで変わっているか?
新潟県の糸魚川と、静岡県の富士川を結ぶ線辺り。
混在する地域もあるらしい。
・なぜ、こんな事になってしまったのか?
明治時代に、発電機を輸入したのですが、その規格が違ったからです。
今の東京電力に当たる会社は、元もとは、直流で流していたのですが、交流に換えることになり、ドイツから輸入。50Hz。
今の関西電力に当たる会社は、アメリカから輸入。60Hz。
・他の国もそうなのか?
ほとんどの国は、統一されていて、日本がめずらしく統一されていない。
統一されていない国(50Hz・60Hz併用)
・アフガニスタン
・アフリカの多く
・旧オランダ領アンティル
・インド
・スリナム
・パキスタン
・日本!
・統一しようとは、思わなかったのか?
2011年の東日本大震災の前には、4回、統一の検討はされた。
1945年の戦後の復興時に、60Hzに統一しようとしたが、復興が早く、行わなかった。
・周波数変換所の存在
それでも周波数の違いを気にしている人はいて、
1965年に、周波数の違いの境界の地域で、世界初の周波数の変換所(変電所)が1つ出来た。
ただ、これで、すべての電気を流し合えるわけではなく、建設に1000憶円もかかるらしく、
火力発電所が作れるそうで、今では3か所あるが、普及はしていない模様。
2011年の東日本大震災までは、約103万KW程の電気は、融通し合えたが、その後の2013年に、
120万kWと増やした。
・感想など
初めにフォーマットや規約を、統一しなかった出来なかった障害の悪い見本なんでしょう。
日本での初期の携帯電話のガラパゴス化は、それなりに良い点はありましたが、
電気に良い点は、ないような気がします。
記載:2018年02月頃
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