火山灰にはガラス質が含まれる

☆火山灰にはガラス質が含まれる

火山灰にガラス質の物体が含まれるというのを
結構知らない人が多いので覚書です。

火山噴火の基礎

・火山灰とは？

液体であるマグマが、噴火の際に発泡して微粒子となった小さい破片
で、直径2mm以下の物を火山灰という。
成分は、岩石の破片、鉱物の結晶、そしてガラス成分。

ガラス成分がなぜ出来るかというと、
マグマはゆっくり冷えると、かたまりになるが、
一気に火山爆発で放出された場合、
マグマの微粒子（火山灰）は、急激に冷やされて、
結晶になる暇もなく、液体部分は、
小さいとがったガラス片の鉱石になる。

灰というから、油断するかも知れませんが、
火山灰はというと、
空から割れたガラスが振って来ている、
小さいガラスを吸い込んでしまうかも？
と考えていた方が良いかも知れません。

・目に入ると問題

その火山灰が、目に入ると、
目の角膜が損傷する可能性がある。
目に傷が出来、角膜剥離や結膜炎の危険。

コンタクトレンズは、外さないと危ない。
コンタクトレンズと眼球の間に、火山灰がたまりやすいらしい。

・肺や気管に入ると問題

火山灰を吸い込むと、ガラス質なので、
肺や気管を傷つける。
そして、炎症を起こす。

また、水分と混ざるとコンクリートのように固まってしまうので、
体内に入ると、危険。

吸い込まないように注意が必要。

・ガラス質なので

ガラス質なので、火山灰を拭くのに、
ゴシゴシと拭いてしまうと、ガラスとかも傷が付く。
車のガラスと車体も傷が付く。

そのまま普通に洗車したら酷い事に。
はたいてからにしないと、酷い事に。
はたく際も火山灰を吸わない注意が必要。

実践したことはないですが、
灰を飛ばしてから、
ホースで水を流しながら、びちゃびちゃのタオルで
灰を流さないと傷だらけになるらしい。

飛行機もエンジンに火山灰を吸い込んでしまい、
熱で溶け、タービンにくっついてしまったりして、
冷却の穴も塞ぎ、エンジン停止の可能性もある。






記載：2015年09月頃

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