専制政治とはなにか？

☆専制政治とはなにか？

専制政治と独裁政治がごっちゃになっている人も多いかと思います。
私も明確な違いが分かりませんでしたので、１つ１つ考えてみます。

このページでは、専制政治（専制主義）について考えます。

これまで専制政治国家と言われた国の出来事から考えるのではなく、
「専制政治」という辞書の意味から考えます。

辞書では、「個人が絶対的権力をもって恣意的に支配する政治形態。
　　　　　　アリストテレスは、君主制の堕落した形態とした。専政」
とあります。

まず分かりにくい単語を１つ１つ調べてみます。

・恣意的（しいてき）
　自分だけの勝手な考え。

・アリストテレス
　昔の有名な哲学者。
　・哲学者
　　　「哲学」の意味は難しいので、主題から外れるかと思いますので、
　　　ここでは、ああでもないこうでもないと、物事を深く探求している人
　　　という事にしておきます。

・君主制
　世襲等、その他血統を背景とする権威により、主権国家を継承する制度。

・専政
　統治者が独断で政治を行う事。

・結局、専制政治とは

上記を考え、約すると、
「個人が絶対的な権力をもって、自分だけの勝手な考えで支配する政治形態。
　昔の有名な深く考える人は、世襲制の駄目になった形態ではないだろうかと言った。
　統治者が独断で政治を行う事である」

簡単に言うと、
「個人が、自分だけの勝手な考えで他者を支配する政治形態」という事でしょう。

「勝手な考え」が、全体とって良いか悪いかは「専制政治」という意味には関係ありません。
統治者によって、良い事も悪い事もあるという事でしょう。

・感想

統治者が、万人から慕われる人（そんな人がいるわけがないですが）であれば、
問題は起こりにくいでしょうし、
統治者が、万人から嫌われる人であれば、最悪な政治となるでしょう。

別に国レベルだけで考える必要はないかと思いますので、
国レベルで考えない例としては、
小さな子供から見る勝手な親とか、
小さな村のほとんど血統で続いている村長の勝手な振る舞いとか、
ワンマン家族経営の会社とかも、
専制をひいているといっても良い様な気がします。

日本の多くの人は、理想としては民主主義主義者であるはずでしょうから、
民主主義主義者からは、絶対許してはいけない形態ではあるはずでしょうね。



「独裁政治とはなにか」は、こちら。



社会体制と政治体制のまとめはこちら





記載：2011年12月頃

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