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これまでに核兵器を放棄したとみられる国

☆これまでに核兵器を放棄したとみられる国

これまで、核兵器を一度所持して、その後、放棄した(手放した)国がわずかにもあるらしいのは、知っていましたが、
具体的にどの国か、ちゃんと知らなかったので覚書です。





・南アフリカ



・なぜ、持ったか?


第2次世界大戦後に、実権を握った南アフリカの国民党は、
白人優位政策(白人が黒人を差別する政策)のアパルトヘイト政策(人種隔離政策)を制定。
1970年代、そのことなどから、国際的に孤立、
北は、黒人諸国に取り囲まれ、更に、ソ連の指示で近隣国に駐留したキューバ軍などの脅威の背景から、
1974年に核爆弾の製造を決定。
アメリカなどから原子力技術と引き換えに、国内のウランを供給。
イスラエルからも、技術支援を受けていた模様。
濃縮ウランの生産を始める。

1979年、核爆弾を完成。

・なぜ、手放したのか?


1989年、この時点で核爆弾6個と、製造中のものが1個あったが、
アメリカとソ連の冷戦の終息に入り、近隣国のキューバ軍の撤収もあり、脅威が減少。
開発費や維持費がかかる核兵器の保有する理由が減少。
1989年に大統領になったデクラーク大統領は、
1991年に、アパルトヘイト撤廃すると宣言(人種の壁の撤廃)。
その後来るであろう、黒人主導政権(黒人大統領の誕生)に核兵器を渡したくなかったとも言われている。

核拡散防止条約の加盟前に全て破棄していたことを1993年に発表(1990年代初頭までには放棄したとの事)。

ただ、2005年に、実は、他にも数十発の小型の核兵器を所有していたが、(1993年に?)破棄したなどの情報もあり、
すべて適正に破棄されたのかは、不明のようです。

ウクライナ


・なぜ、持ったか?


昔、ソ連の1つであった国。
1991年、崩壊したソ連の核兵器を、1200発以上(5000発?)引き継ぐというか、残された。
当時は、アメリカとロシアに次ぐ、第3位の核保有国となった。

・なぜ、手放したのか?


引き継いだのではあるが、運用や補修の施設はなく、作るにも多額の費用が必要だった。

アメリカやロシアは、核拡散防止条約に加盟するように圧力をかけ、
断れば、経済支援を受けられない状況。
1994年、ロシアとの島の領有権などの問題があったが、
ロシア・アメリカ・イギリス・中国・フランスに、安全の保障の確約(ブダペスト覚書)を得て、
1996年までに、ロシアに移管し、核拡散防止条約に加盟。

・ベラルーシ


・なぜ、持ったか?


昔、ソ連の1つであった国。
崩壊したソ連の核兵器を81発を引き継ぐというか、残された。

・なぜ、手放したのか?


ロシアに移管し、核拡散防止条約に加盟。

・カザフスタン


・なぜ、持ったか?


昔、ソ連の1つであった国。
崩壊したソ連の核兵器を1400発引き継ぐというか、残された。

・なぜ、手放したのか?


ロシアに移管し、核拡散防止条約に加盟。

・感想など


理想的には、ここに、他の核保有国も全部入れば良いですが、残念ながらそうはいかないでしょう。

放棄したとしていても、本当なのか、技術は残っているだろうという問題はあります。

・核兵器を放棄したとみられる国 世界地図
核兵器を放棄したとみられる国





記載:2018年03月頃

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