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ヒアリとは?

☆ヒアリとは?

2017年6月に国内で初めて確認されたヒアリというアリ。
殺人アリと言われる程で、これまでは、
「世界で絶対に国内に入れてはいけない100種類の外来種」の
1位だったそうで心配しています。

少しでもどんなものか知って置きたいので覚書。





・ヒアリとは?


特筆すべき特徴として、
強い毒を持ち、場合によっては人を死に至らしめる。

元々は、南米原産のアリ。

アメリカでは、年間1400万人以上の人々が刺され、
約100人が亡くなっている。
となっていたが、
2017/7/18 NEWSCH4より
「ヒアリの毒性について環境省は、アメリカ農務省の報告などに基づいて「アメリカで年間100人程度の死亡例もある」などとしてきたが、専門家からの指摘で死亡例が確認されていないことが分かったという」
との情報があった。

日本で発見されてから、変更されたのは、元々の発表がいい加減だったのか、
政府が進入を防げなかった中で、抑え込むのが無理と判断し、火消しを行っているのか、わからないので注意必要。
死亡例があるのかないのか、どちらが正しいかはわからないと思われる。
アナフィラキシーショックによる死亡を省いたか?


ヒアリの「ヒ」は、「火」のヒ。「火蟻」。

赤茶色。
腹部は、黒く見えたりする。
体長:約2.5mmから6mm。
(一般的なアリとほぼ同じの大きさ。)

お尻の毒針から刺す。
一度刺しても、それで刺せなくなるわけではない。
大きいヒアリは、平均4回連続で刺す。
小さいヒアリは、平均7回連続で刺す。

攻撃性が強く、自ら人間や動物、家畜に向かって来る事も。
粘液が好きらしい。
働きアリは、体内に磁気に誘われる物質を持ち、電気設備に侵入し破壊する事がある。
作物を食い荒らす。

健康被害以外にも、経済被害がある。

人間が生活する所(公園・道路の脇など)でも、巣を作る。

中国、オーストラリア、台湾など、かなり確認されている。

ヒアリと似た毒アリに「アカカミアリ」というのがいる。

・ヒアリの繁殖


暑く、湿気が程よい条件で非常に繁殖する。
日本の真夏の気候は、繁殖に適した条件になってしまう。

ヒアリの女王アリは、1匹で1日約2000個もの卵を産む。

通常アリは、群れの中で女王アリが1匹だけであるが、
ヒアリの場合は、女王アリが複数いる。
(↑ 繁殖しやすい、増えやすいという事になる。)

女王アリは、1つの巣で、平均10から20匹おり、
最大では100匹いたのが確認されている。

もし、1つの巣に10匹いた場合、
1日約2万個の卵が産まれる計算になり、
これは、1か月で約60万個の卵が産まれるという事になり、
非常に繁殖力が高いとも言える。

・ヒアリの巣は、アリ塚


通常のアリは、地下に巣を作るが、
ヒアリは、土で塚(山みたいな形)の巣を作る。

それは、直径25~60cm、高さ15~50cm程にもなる。
更に、地下にも伸びている可能性。

だから、巣は、見た目でわかりやすい。

・ヒアリの特徴的な移動


歩く以外でも、車のトランクに巣のアリのほぼすべてが入って、
それで移動する事もある。
車で運ばれ、どこかで降り、
そこで巣を作って繁殖するなど、
長距離を移動する事になってしまい、拡大の恐れが高い。

集まってイカダを作り、水上を移動する事もある。

・女王アリには羽があるのもいる


巣で、年に1匹だけ(?)、羽のある女王アリが生まれるそうです。
なぜ、1匹なのかはわかっていない。

それが、風に乗って移動する。
その為、長距離を移動する事になってしまい、これも拡大の恐れが高い。

・注意


素手では触らない。

・ヒアリが皮膚の上にいたら


払わないで、振る。
払うと、払った手なども刺される。

・ヒアリに刺されるとどうなるのか?


針で刺されたような痛み。
火に触れた時のような痛み。

その後は、毒によるショック症状になる(アレルギー反応)。
毒への反応は、人によって大きく異なり、症状は変わるが、
例としては、
やけどのようなヒリヒリした感覚が続き、
めまい、頭痛、激しい胸痛、吐き気、重度の発汗、低血圧など。

約30分後には、じんましん、息切れ、動悸などが、起こっている人も。

軽度:痛み・かゆみ
中度:じんましん(刺された部分・全身)
重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害

すぐに病院に行くこと。

殺人アリではありますが、
ちゃんと処置さえすれば、助かる可能性は高いそうです。
0.6%から6%で、アナフィラキシーを起こし、「放置すると」死の危険性。
(毒というのは、体内に入ると体は抗体を作る。
 そして、次に毒が入ると(刺されると)、抗体が過剰に反応してアナフィラキシーショックを起こす。
 場合があるという事。)

・各国の対応など


南米:ハエがヒアリを駆除しているようです。
   ハエがアリの頭近くに取り付いて、卵を産み、アリの体の中でハエがふ化し、
   アリの頭を落とす。

台湾:探知犬を使って、においでアリを探したりしている。
オーストラリア:上空から熱感知カメラでアリ塚を探したりしている。

・経緯など


1940年ごろ
 アメリカ南部で発見。

2005年
 中国で発見。

2017年5月26日
 日本の兵庫県の尼崎で、中国の広州から神戸に貨物船で運ばれたコンテナの中から
 初めてヒアリが確認された。(結果は500匹以上見つかった。)

2017年6月13日
 環境省が、発見を発表。

2017年6月16日
 兵庫県の神戸市で、中国から神戸港へ到着した貨物船に積まれていた
 コンテナの一時保管場所近くでヒアリ約100匹を発見。

2017年6月20日時点
 これまで国内で「見つかった」ヒアリはすべて駆除したそうですが、
 「卵はあり」、「女王アリは確認出来なかった」そうです。

2017年6月27日
 愛知県で7匹見つかる。(未確定。)

2017年6月30日
 大阪市で約50匹見つかる。

2017年7月3日
 東京・品川区で100匹以上見つかる。

・ヒアリを見つけたらどうすれば良いのか?


外来生物なので、見つけたら環境省の地方環境事務所や(市区町村の?)危機管理室に通報のようです。

熱湯をかける、殺虫剤をまくなどもあるが、
逃げて広がる可能性が高いので、
あと後の事を考えて、連絡するべき。

・感想など


これまで発見されていないだけで、いたのかも知れません。

とにかく、繁殖力が高いそうですので、恐ろしいです。






記載:2017年06月頃
追記:2017年07月頃

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